2017年3月23日 (木)

笑顔”と“笑い”の効用について③ メンタルへルスシリーズ(11)

前回に続いて笑顔と笑いの効用についてです。笑いによって、糖尿病、脳梗塞、がん、認知症などを克服した事例を高柳和江さん(医学博士・笑医塾塾長)が書かれた『笑医力』の著書から2回に渡りご紹介します。とても分かりやすく、病気を克服するだけではなく、日常習ちょと意識して慣づければメンタル強化にもなるお話も沢山ありました。

糖尿病、インスリン注射を打ちわすれると大変なことに!
いつもインスリン注射と決闘測定器を持ち歩いている60代の男性、血糖値を安定させるため毎日必ず朝昼晩、食事の前にインスリン注射を打っている。ある時注射を打ち忘れあわてて食後1時間の血糖値を図ったところ、244に跳ね上がっていた。(血糖値は200を超えた状態が続くと、血管を傷つけたり、膵臓を疲れさせると言われている)

糖尿病、、笑って楽しく過ごせば血糖値もぐぐっと下がる
ある日、「笑医」の講座(高柳和江さん塾長)で、その男性は1日中笑顔で楽しい気分になり、インスリン注射を打つのを忘れてしまい、懇親会では中華をたらふく食べ、ビールを2本、紹興酒をおちょこで4杯飲んでしまった。しかし、血糖値を測ってみるとなんと値は140だった。インスリン注射を打った時よりも値がぐぐっと下がっていた。

脳梗塞、マヒで口がゆがみ顔の表情が不自然に
脳梗塞で倒れた経済人類学者の栗本慎一郎さんは様々なリハビリでマヒを克服されたが、顔ははっきり左側が無表情になり、言葉を発するとき唇の右側だけが動いていて、
口が右にゆがみ、話したり笑ったりしたときに、顔の表情が不自然だった。どうすればよいか考えたところ、「マッサージをすることと、心から笑うことを」対処法とした。

脳梗塞、心から笑うことで身体のマヒも治る
わざと笑うと右の顔面しか動かない、ところが心から笑ったり微笑むと両方の筋肉が均等に動員されるのである。なぜかといえば、意識的でない笑いは大脳基底核がつかさどるが、これは体の両側を使い神経回路が違う。大脳基底核は脳の中で運動の調節を行うところで、ここからの指令が感情や行動を起こさせ、通常の指令回路と違い、意識しない天然の笑いに反応する

参考文献:「笑医力」(高柳和江著/株式会社徳間書店)

ホームページ http://www.leaf-wrapping.com/

■研修、講演などのご依頼、ご相談は【プロフィール】(画面左顔写真下)の〈メール送信〉からお願いいたします。今回は「メンタルへルス対策研修」の話題から。

にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月17日 (金)

笑顔”と“笑い”の効用について② メンタルへルスシリーズ(10)

前回に引き続き笑顔”と“笑い”の効用についてです。笑いは病気をも克服する効果があるようですが、様々な実験結果からその素晴らしが伝わってきます。今回はそれらをご紹介します。卒業式に入学式、謝恩会、入社式など何かと行事が多い春先ですが、皆さんのメンタルは如何ですか。笑って暮らしていますか?

よく笑う人は福が来るだけでなく死ににくい?
米国で患者さんの死亡率と絶望感について調べた研究があります。「がんかもしれない」「死ぬかもしれない」とウジウジしていると胃も痛くなり、不眠で頭痛にもなります。不眠の人はほかの病気に比べて事故率が1,4倍というくらいストレスが溜まります、絶望感が少ない人、つまり「能天気な人」は死ににくいことが分かったのです。

「笑い」とビタミンCを武器に不治の病の膠原病から奇跡的な回復をした
米国のジャーナリスト、ノーマン・カズンズは不治の病と言われた膠原病から確率500分の1という奇跡的な回復をしました。面白い本を読み、チャップリンの映画を観て、腹を抱えて10分間大笑いすると2時間痛みが消えたと言います。笑いで難病を克服したことが世界的に有名な医学雑誌に載って、「笑い」は病気を癒すものとして定着したのです。

“笑い”がリウマチ患者に好影響、26名のリウマチ患者さんが…
東京の日本医大付属病院の吉野慎市一教授(現名誉教授)が患者の「喜怒哀楽」が病気と関係があるのではないかと面白い実験をしました。病院の講堂の壇上に、紅白の幕が引かれ、金屏風が経ち、講堂が特設の高座に早変わり。患者さんは1時間余り、テレビの「笑点」という人気番組でもおなじみの林家喜久蔵さんの落語を楽しみました。

すると、落語を楽しんだ前と後では血液検査の結果が大きくに変わったのです
インターフェロン6という物質が落語を聞いてゲラゲラ笑った後は、落語を聞く前のなんと3分の1の量になったのです。そればかりか、14項目にわたる検査事項のうち多くが正常値に近づいたのです。患者さんの中には「普段なら不自由で拍手が出来ないのに、この時は音が出たし、身体も軽くなったんです」と。凄いです!

参考文献:『心とからだのオアシス~特集Ⅱ笑いの効用 人も職場も“笑医”で健康に』高柳和江著/中央労働災害防止協会発刊 :『幻寄席 笑いの効用』大島幸助著/宮帯出版社

ホームページ http://www.leaf-wrapping.com/

■研修、講演などのご依頼、ご相談は【プロフィール】(画面左顔写真下)の〈メール送信〉からお願いいたします。今回は「メンタルへルス対策研修」の話題から。

にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 9日 (木)

“笑顔”と“笑い”の効用について① メンタルへルスシリーズ(9)

最近、販売員の方対象に「接客・接遇研修」やコールセンターのアウトバウンド「テレアポ強化研修」、インバウンド「スキルアップ研修」などが多いのですが、共通して言えることはどれも印象アップのために“笑顔”が必要ということです。そのため山本の研修の冒頭はいつも笑顔づくりからです。今回はその笑顔や笑いの効用について面白おかしく書かれている山本の大好きな齊藤茂太さんの著書からもいくつかご紹介します。

つくり笑顔でも脳は勘違いして「楽しい」と感じるのだとか
2013年5月2日の木の葉ブログに「我々は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」とジェームズ・ランゲ説について書きましたが、これも同じですね。楽しいから笑顔になるなのでなく笑顔だから楽しい!になる。それならば落ち込んでいるときこそ、つくり笑顔で脳に大いに勘違いしてもらいましょう。

“笑い”と“怒り”の関係性「一笑一若」、「一怒一老」
「一笑一若」、ひとつ笑えばひとつ若くなる。「一怒一老」、ひとつ怒ればひとつ年を取る。若さを保ちたいのなら、できるかぎり怒らないこと。怒った顔をしていると、年齢以上に噴けて見られる。笑顔を忘れて外見だけ若く見せようとしてはいけない。いい笑顔ほど年齢を隠すものはない。「いつまでもお若いですねえ」と褒められるに違いない。

あっちが痛い、こっちが痛いで笑いながら多病息災自慢でいこう
病院の待合室では日々、ご老人たちが病気の自慢合戦をやっている。「私、このところ血圧がたかくてねえ。上が150もあるんです」「あら、いいじゃありませんか。私なんて下がそのくらいですの」「私は高血圧の上に、血糖値まで高くてね。週に1度はこうやって病院通い」「週に1度?私は週に2日」「ご精がでますな。ところであなたは」

●クスッと笑えますね。山本も老後は大いに笑いながら過ごしたいと思います。健康維持にも大いに役立つ“笑い”って本当に良いですね。しかし、その反対もあって額にシワを寄せていると、何か悪いことが起こっている、心配!と脳は判断するようです。最近山本は、額に2本ほど縦ジワが…恐ろしいことです。

※参考文献:『笑うとなぜいいか?』齊藤茂太著/新講社

ホームページ http://www.leaf-wrapping.com/

■研修、講演などのご依頼、ご相談は【プロフィール】(画面左顔写真下)の〈メール送信〉からお願いいたします。今回は「メンタルへルス対策研修」の話題から。

にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 4日 (土)

ポジティブに受け止める メンタルへルスシリーズ(8)

先日、テレビを観ていたら50歳の誕生日を迎えたサッカー選手の三浦知良さん(プロフェッショナルリーグでプレーする世界最年長のプロサッカー選手)がインタビューを受けている場面に遭遇しました。なんと50歳にして“ピンクのスーツ”という粋ないでたちで、にこやかに応対されていましたが、ピンクのスーツがあんなに似合う50歳の男性もそうそういないでしょう。

そして、山本はまさに「キングカズ」という呼び名がピッタリの三浦知良選手の素晴らしいエピソードを思い出しました。ちょうどブログにメンタルへルスについて書いていることから、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はそのエピソードについて書きます。

「カズファンには悪いけど、もう、お辞めなさい!」
山本も偶然にテレビを観ていたのですが、「サンデーモーニン」グという番組(2015年4月12日放送)で、野球評論家の張本勲さんが48歳で現役を続行するという三浦知良選手にコメント(上記)を発したのでした。「カズファンには悪いけど、もう、お辞めなさい!J2は野球でいうと2軍だから話題性がない、若い選手に席を譲ってやらないと。しがみつく必要はないでしょ、これほどの選手なんだから。指導者に」

これに対してキングカズは「光栄です」と圧巻の手のひら返し?!
「長島さんが引退して、張本さんが巨人にきた。たしか背番号は10。王さんと組んで活躍したことは今でも覚えているし、憧れていた。そんな方に言われて光栄です。激励だと思って、これからもがんばります」と憤るどころか感謝の気持ちを述べたのでした。キングカズのこのポジティブな受け止め方はお見事!としか言いようがありません。

翌週、番組の中で張本勲さんは「あっぱれ!」とエールを返した
「辞めた方がいいと言われて、普通ならクレームをつける。それをさらりとかわして、先輩からの助言だと言ってくれる。こんなこと言う人いるの? 男らしいというか腹が据わっている」と絶賛した。そして、「引退は本人が決めること。本人がやると言うのならやればいい。ケガせず元気で頑張ってほしい。カズと会ったことはありませんが食事をごちそうしたい」としてこの話題を締めくくった。

●なんとも、素敵なエピソードで山本の記憶に残っていました。三浦知良さんの受け止め方も本当に素敵ですし、それに対してきちんと自分が間違っていた、頑張ってほしいと温かいメッセージを送った張本さんも男らしいと言えますね。怒りは時にモチベーションを上げてくれることもありますが、今回のエピソードは受け止め方でこうも素晴らしい結果に。両者に「あっぱれ!」です。

参考文献:SUNSPO.COM(サンスポ)

ホームページ http://www.leaf-wrapping.com/

■研修、講演などのご依頼、ご相談は【プロフィール】(画面左顔写真下)の〈メール送信〉からお願いいたします。今回は「メンタルへルス対策研修」の話題から。

にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月25日 (土)

「キラーストレス」 メンタルへルスシリーズ(7)

皆さんは「キラーストレス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ブログ筆者は昨年偶然ですが、NHKの番組で取り上げられているのを観ました。1つのストレスではさほど負荷がかからないものの複数になると死に至ることもあるというものです。今回はその対処法のひとつであるコーピングついて分かりやすい著書がありましたのでその中からご紹介します。

幾つもストレスが重なると人の体に「ストレス反応の暴走」を引き起こす
例えば、職場の人が退突然職し補充がなく仕事の量が増え残業続きで睡眠時間の確保もままならないそんな時に親族が亡くなってしまった など。幾つもストレスが重なり体が「ストレス反応の暴走」を引き起こすと脳細胞や血管を破壊して、人を死に追い込むという詳細なメカニズムがあるそうです。

コーピングレパートリーは質より量たくさんあれば選べる
コーピングとは「ストレスに対する意図的な対処」ですが、どうにかしたい!と思って何かをすることです(ここでは行動的コーピング、実際の行動を伴うもの)。何かはたくさんあった方が良いです。ストレスに応じてさまざまなコーピングを試して、自分にあうコーピングを探します。選ぶことが大切なコーピングは「質より量」なのです。

レパートリーはしょぼいものでも大丈夫! マッチングさせてみよう
100個ぐらいは見つけておくと困らない!とにかくストレスとコーピングをマッチングさせる訳ですから、これがダメならあちらでと。「このストレスにはこのコーピングが効果的」ベストな組み合わせを見つけることです。それを検証するために「コーピング日記」をどんどん付けるとマッチングが早く、的確になっていくはずです。

ブログ筆者もレパートリーを書き出してみました
景色の良い手賀沼沿いをウォーキング シュークリームを食べる サウナに入る 
ホットヨガ、骨盤エクソサイズを受講する アロマの香りをかぐ アロマオイルを塗る 圧力鍋でカレーをつくる 自身でつくったお好み焼きを食べる お気に入りのカフェでモーニングを食べる 国会図書館に行く 日枝神社へお参りに行く 音楽を聴く 映画を観る 珈琲を飲む モロゾフのプリンを食べる ゆっくり睡眠をとる 美術館に行く その他多数

書き出すと意外にすらすらと出てきました。自分自身を知る良いきっかけにもなりますが、こうして実際に書き出して眺めてみるといかに食べることと身体を動かすことが好きかというのが改めて分かりました。上手くマッチングさせてストレス解消に努めたいものです。

※参考文献:『コーピングの優しい教科書』(伊藤絵美著/宝島社)

ホームページ http://www.leaf-wrapping.com/

■研修、講演などのご依頼、ご相談は【プロフィール】(画面左顔写真下)の〈メール送信〉からお願いいたします。今回は「メンタルへルス対策研修」の話題から。

にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«ネガティブ情報は悪影響を及ぼすことばかり? メンタルへルスシリーズ(6)