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2009年3月28日 (土)

コミュニケーション(3)

コール(コンタクト・カスタマー)センター、お客様相談室でのあるべきコミュニケーションの心得を2回連載しました。今回は少し堅苦しいかもしれませんが、その番外編です。最近目にした二つのメディア(NHKと日経ビジネス)から、別の視点でコミュニケーションに関する話題を2つ取り上げます。

『NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅』より
NHKオンラインサービスが始まり、そのコマーシャルで2004年11月に放映された上記タイトルの番組が取り上げられています。再放送も何度かあり、ご覧になった方も多いと思います。その中で、ネアンデルタール人の絶滅とコミュニケーション能力について、とても興味深い解説がありました。

第6回「ヒト 果てしなき冒険者」より
地球が寒冷期を迎えた3万年前に絶滅したといわれるネアンデルタール人に対し、はるかに体力的に見劣りするクロマニヨン人(人類の祖先)が酷寒の状況下で生き残ったのは何故か? 番組では、その最大の要因として、コミュニケーション能力の違いにスポットをあてています。

コミュニケーション能力って 本当に凄い!!
ナショナルジオグラフィック2008年10月号によるとネアンデルタール人に対し、クロマニヨン人の集団は大きい。従って必然的に人と人のやりとりが増え、脳の働きが活発になり言語能力が発達したとか。その結果、生き延びる知恵や、道具づくりの技術が世代間で伝承されたそうです。言葉の持つ力って凄い!!

『日経ビジネス2009年3月9日号』より
同誌最終ページに「終わらない話」というコーナーがあります。有識者が持ち回りで時流に即した“チョイ辛”ものを書かれています。この号は、伊藤忠商事会長で2006~08年まで経済諮問会議委員を務め、「人は仕事で磨かれる(文芸春秋刊)」などの著作があり、辛口経済人として定評のある丹羽宇一郎さん。

『不況期こそコミュニケーション』
と題し、「深刻化する雇用問題は、日本のチームプレーの強さを再び見直す良い機会ではないだろうか」との力強い書き出しから、社会問題化した派遣切りに言及。チームプレー重視の観点から非正規社員の問題点、その弊害としてメンバー固定の緩みによる社内不祥事まで、幅広く取り上げていらっしゃいます。

「メンバーの心理的孤立を防げ」
上記小見出しの後に続くのが、「その対策は3つある。まずコミュニケーション、2番目もコミュニケーション、3番目もコミュニケーションだ。つまりコミュニケーションに尽きる」と。苦境の伊藤忠商事を再建した名経営者の言葉だけに重たく、改めてコミュニケーションの重要性を再認識した次第です。

集団生活を営むうえで、というより、生存競争を生き抜く知恵として人類が身につけてきたコミュニケーション能力を、その起源と、ビジネス最前線の両極で見直してみました。さて、次回は、コミュニケーションの触媒ともいうべき大切な要素「素敵な声づくり」について書きます。

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