動作(姿勢や動きで表現されるもの)⑥
コミュニケーション研修で、受講生の一人から面白い話を聞いたのが4月初め。そして続報が届いたのが一昨日。外観は非言語コミュニケーションの大きな要素であり、著名人も、スタイルを変えた途端、警察の対応が激変したことを解説したところ、「先生、一年に10回も職務質問を受ける人がいるのをご存知ですか?」と言うのです。
ボクシングの世界チャンピオンになった翌日、彼は警官に職務質問された!
佐藤洋太さん(27歳)は、2012年3月27日にプロボクシングWBC世界Sフライ級の王座を獲得しました。翌日意気揚々と新宿歌舞伎町近くの協栄ジムへ行く途中、警察官に職務質問を受けました。前日の激闘で顔面は腫れ、両足裏の痛みを和らげるため「ピョコピョコ歩いていた」ことが不審に思われたようです。
●わざわざパトカーから降りてきた警察官は彼の前を塞ぎ、職務尋問を開始しました。
佐藤さん「僕きのう、ボクシングの世界チャンピオンになったんですよ」
警察官 「へぇ~、そうなんだ…」
全く信用されず、財布の提出を求められ、クレジットカードの名義が確認され、無事開放されたのは10分後のことだったそうです。なお、この折の新王者のいでたちは、ボサボサの金髪に黒のジャージー姿だった(3月29日『サンケイスポーツ』)。
●ここまでなら、ダメージを残した容貌と不自然な挙動から、まァ・あるかな~ぁ、のお話ですが、よくよく記事を読んでみると、彼が警察官に職務質問されるのはこれが初めてではなかったのでした。「過去にもこんなことあった?」の記者の質問に対して、世界チャンピオンは自宅周辺でもしょっちゅうで、年に10回はあると。
●この言葉を証明するかのように、新聞沙汰から2ヵ月後の今月(2012年5月)24日、彼は再び新宿で警察官から職務質問を受け、「佐藤チャンピオン、新宿でまた職質されちゃった!」とスポーツ紙を賑わせることになりました。3ヵ月に2回となると、本当に年10回、あるいはそれ以上あるのかもしれませんね。
〝チャンピオンベルト〟には、黄門様の葵の〝印籠〟並みの威光があった!
実は、この話にはオチがあります。前回はバック中のスケートボード調整用スパナが、物騒なものを持ち歩いてと問題をこじらせました。ところが、今回は中身がチャンピオンベルトだったため警察官が謝罪しました。チャンピンベルトの黄門様の印籠並みの威光による扱いの違いに、俄然佐藤チャンピオンは防衛に意欲的になったのだとか。
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