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2012年6月24日 (日)

《9つの非言語メディア》 人体(身体的特徴が発するメッセージ)①

1923年、ココ・シャネル(1883-1971)が南仏の保養地で休暇を過ごし、たまたま日焼けしてパリに帰ってきました。それを見たパリジェンヌの印象は、「健康そうでカッコいい。それに、私には保養地に行けるだけの時間とお金があるとの、余裕があらわれている(※1)」というものでした。でも、これには悲しい物語があるのです。

シャネルが長髪を切り、日焼けの似合うショートカットにした理由とは?(※2)
ショートカットのココ・シャネルしか山本は知りませんが、1910年代まで、彼女は床にまで届く美しい黒髪を誇っていたそうです。当時の恋人アーサー・カペルが大好きだったその豊かな長髪を、彼が、英国の若き名家未亡人と結婚すると知った時、ココは彼に罰を与える意味で切ったのでした(なんか日本女性を彷彿とさせますね)。

シャネルの髪型(ギャルソンヌスタイル)が、その後フランス中心に流行する
ところで、ショートカットのことをフランス語でギャルソンヌ(Garconne)スタイルといいますが、モード辞典によると、「この語は主として1920年代後半にフランスを中心に流行したファッション様式を指して用いることが多い」とありました。ひょっとしてラ・ギャルソンヌも、そのルーツはココ・シャネルなのかもしれません。

はやりの服装がファッション、その中で安定し、定着したものがモード
これは、井上ひさし氏の『ボローニャ紀行(※1)』の中に出てくる、氏のイタリアの友人の言葉です。日焼けも、ショートカットも、ココ・シャネルの風習にとらわれない生き方の副産物ですが、注目度が高いため、たちまちそれが当時のフランスの流行となり、現代では世界のモードとして定着しています。本当に凄いことですね。

美白派には日焼けが気になる季節ですが、いい感じで焼けば魅力もアップ!(※3)
美白がもてはやされる時代ですが、日焼けも“魅力的”に見えるとの調査結果があります。でも、ココ・シャネルが長髪のままでしたら、1923年から日焼けがブームになることはなかったのではと、山本は考えます。この調査が髪形に触れていないことが少し気になりますが、とりあえず、魅力的・健康的な焼け具合を見てみましょう。 

        日焼けなし かるく焼いた 中程度に焼いた 真っ黒に焼いた
健康的に見える  38.1%    56.8%    60.6%    44.5%
魅力的に見える  38.0%    56.5%    60.6%    45.6%

●このデータからは、一時期もてはやされた顔黒(ガングロ)は、やはり流行の域を出ないようですね。数ヶ月前の米国発のニュースと記憶しますが、小学生の娘さんと一緒に日焼けサロンに行き、顔を真っ黒に日焼けさせた母親が(児童虐待に当たるのかどうか)行き過ぎと逮捕されていましたが、やはりほどほどがよさそうです。

※1:『ボローニャ紀行』(井上ひさし著/文藝春秋社)
※2:『ココ・シャネル』(エリザベート・ヴァイスマン著/阪急コミュニケーションズ)
※3:『一瞬でデキる奴になる!48の心理テクニック』(内藤誼人著/日経BP社)

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