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2012年7月26日 (木)

赤い色の不思議 どうして異性の赤い服装に惹かれるのか【服装③】

「青色は実際よりも見る人から遠くに見え、赤色は近くに見える効果を持つ」と、ビレンという色彩心理学者が言っています。そして、スペインの闘牛士のマントが赤いのは、牛を刺激するためではなく(牛は色盲だから識別できない)、観客を興奮させるためだと、2011年5月14日の本ブログ「非言語メディア」色彩③に書きました。

●赤い色は、ヒトにアドレナリンの分泌を促します。そしてアドレナリンには、感情の昂りを引き起こす作用があります。その上、赤い衣装をまとった対象は近くに見えるのです(パーソナルスペースでいえば、社会的距離が個人的距離に、個人的距離が密接距離に)。だとすると、相手に対する親近感が増すのは当然の成り行きですね。

赤い服を着れば、男性は女性に、女性は男性にモテルって本当!?
米ロチェスター大学の心理学教授アンドリュー・エリオット氏によると、赤い服を着た男性は、女性からより魅力的に見られることが一連の実験で示されたそうです。「女性は赤い服を着た男性を、ステータスが高く、収入が多く、出世しそうだと評価しました」。やはり、女性もアドレナリンに影響されるのでしょうか・・・。

●そういえば、小学生の頃読んだ漱石の『坊ちゃん』の中に赤シャツの教頭先生が登場しました。本稿を書くに際して読み直したら、教頭いわく「赤は身体に薬になるから、衛生のためにわざわざ誂(あつ)らえる」とありました。漱石先生、ひょっとして英国留学中に赤い色が人に与える影響を学んでいたのかもしれませんね。

赤には魅力度を高める効果はあるが、人柄をアピール要素はない?
実験では、赤や白などの枠をつけた男性の写真や、同じ男性の写真をシャツの色を変えて女性に見せ、男性の魅力度やステータスを評価してもらい、デートしたいかなどの質問に答えてもらいました。その際、男性が親切そうか、外向的に見えるかなども聞きましたが、親切さや外向性などの評価には、色の影響はなかったそうです。

●エリオット氏らは、赤い色がこのような影響をもたらすのは、文化的な理由と生物学的な理由があると考えているそうです。赤は古来から、富や権力と結びつけられていたといいます。例えば古代ローマでは、身分の高い人は「赤を着る人」と呼ばれ、現代でも有名人は「レッドカーペット」で迎えられ、伝統は継承されていると。 

男性は気づいていないが、赤い色が女性の魅力を高めている
前出のエリオット氏たちは心理学実験を通して、赤い色は男性に対して女性をより魅力的に感じさせるという研究結果も発表しています。ただし、男性は、魅力的に映ることに色が作用していることには気付いていないとのこと。闘牛士の赤いマントが観衆を興奮させるためのものだと気づかないのですから、当然なのかもしれません。

●復活の気配のタイガー・ウッズの勝負服が赤でしたね。そして彼はトーナメントの最終日に颯爽と赤いシャツで登場し、劇的勝利を数多く演じて見せました(今回の全英オープンも最終日赤でしたが残念ながら3位)。でも、タイガーの赤は、自らを鼓舞し、ライバルを威圧する目的というのは、よく知られたお話のようですが・・・。

※ 今回のブログ転記以外の素材は、Webから取らせていただきました。

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