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2012年8月 1日 (水)

「これこそオリンピックの理想」とクーベルタンを感動させた司教の言葉

オリンピックで重要なのは、勝つことではなく、参加することである。
人生で最も大切なことは成功することではなく、努力することである。
そして、競技で最も大切なものは、単なる闘争ではなく、正々堂々と競うことである」この言葉は、競技上の感情的対立をいさめるため、教会で司教から発せられました。
 
何と綱引きが正式競技だった! その綱引きと4百m走でトラブルが(※1)
1908年の第4回ロンドン大会。綱引き競技で、英選手の靴に鋲(びょう)が打ってありルール違反と米チームが抗議して棄権しました。そして、4人(米3、英1)で行われた男子4百m走決勝でも両国ランナー接触のトラブルが発生。判定に不服な米選手全員が再レースを棄権したため、英選手1人が走って優勝する珍事となりました。

司教が語った言葉が、いつのまにかクーベルタン男爵の言葉として独り歩き
大会中、セント・ポール大寺院の礼拝で、司教のエセルバート・タルボットが英米の対立をいさめるために「オリンピックで重要なのは、勝つことではなく、参加することである」と説教しました。この言葉に感激したクーベルタン男爵が、国王招待の晩餐会で「これこそ五輪の理想」と紹介したことで、彼の言葉と記憶されたようです。

●司教さん素晴らしいですね。山本は、有名な最初の一行「オリンピックで重要なのは、・・・」よりも、あまり知られてはいませんが、その後に続く「人生で最も大切なものは成功することではなく、努力することである。・・・」のほうが好きです。期待されながらメダルを取れなかった選手たちにこそ、この言葉を贈りたいですね。

オリンピックの別称“五輪”と宮本武蔵の『五輪の書』は関係あるでしょうか?
1936年の第11回ベルリン大会前に、読売新聞運動部の記者だった川本信正氏(その後スポーツ評論家として活躍)に、オリンピックを短く表現する言葉はないものかと相談がありました。氏は、オリンピックの5つの輪を思い浮かべ、さらに、武蔵の剣の極意書『五輪の書』に思いが至り、そこから、「五輪」の別称が生まれました。

●この「五輪」が本格的に使われるようになったのは、日本が戦後復帰した第15回ヘルシンキ大会からだそうです。すっかり定着しゆるぎないのは、発案者のセンスによるところが大きいのでしょう。造語と翻訳語とで性格は異なりますが、正岡子規訳といわれる同じ2文字の「野球」くらいインパクトがあるように思います。

※1:『オリンピック・トリビア!』(満薗文博著/新潮社)
※  『生徒に贈る 珠玉の言葉』(佐藤允彦著/学事出版)

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