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2012年8月 8日 (水)

スポーツの祭典を支えたギリシャ人のホスピタリティ精神

古代オリンピックは紀元前776年から紀元393年まで、4年に一度オリンピアで行われ、各地から多くの競技者と、それを観覧する人々が集まったといわれます。これらの旅行者のために、ギリシャの都市国家では、街道沿いに「タベルナ」と称された簡易食堂が建てられ、パンとワインがふるまわれたそうです。(※1)

旅行者を歓待する「ホスピタリス(hospitalis)」がホスピタリティの語源
この時代には、外来者はギリシャ神話の最高神ゼウスの保護を受ける「聖なる人」として、厚くもてなされる習慣があり、旅行者は街道沿いの民家に泊めてもらう恩恵に浴しました。このような歓待の精神は「ホスピタリス(hospitalis,歓待する、手厚い、客を厚遇する)」と呼ばれ、これがホスピタリティの語源とされています。

●ホスピタリスからはホスピタリティの他に、現代社会に不可欠なホテル(hotel)、病院(hospital)などの言葉が派生しました。高級ホテルがホスピタリティを競うのには、こうした背景があるからなのですね。今回は過去のブログから、山本が特に気に入っている“ホスピタリティ精神に富んだ感動的な物語”を2つ紹介いたします。

恥ずかしい思いをしている患者を救った看護師さんの感動の一言とは?
採尿器をうまく使えず、粗相をしてしまった患者のSさんが「ナースコールを押し、看護師さんが急いでやってきました。Sさんは恥ずかしさを忍んで事態を説明しようと思っていたのですが、看護師さんはSさんの説明を聞く前に事態を察知したようでした。Sさんが生涯忘れない感動を得たのは、そのときです。(※2)

「ごめんなさい。私が使い方をよく教えなかったから、うまくできなかったのですね。申し訳ありませんでした」。こんなに思い遣りのある言葉を、とっさの場面で、自然に発せられる人は、本当に心の美しい人なのでしょうね。山本は、病院での研修や講演でよくこの話をしますが、いつも目頭が篤くなってしまいます。

ホスピタリティのプロが3月後に訪れたホテルで体験した一生の感動!
『勝てるホスピタリティ』の著者であり、まさにホスピタリティのプロの力石寛夫氏がサンフランシスコのキャンプトンプレイス・ホテルに空港からタクシーで到着すると、ドアマンがMr.CHIKARAISI,Welcome back to CAMPTON PLACE HOTEL.と3月前に1回しか泊っていない氏の顔を覚えていて声を掛けてきたそうです。(※3)

●ベルマンに案内されて部屋に入ると、テーブルの上にきれいな花とシャンパンがあって、「私どもはこのお部屋を力石さまのお誕生日のために予約しておきました」というメッセージがありました。部屋番号は氏の誕生日(6月12日)と同じ612号。その時の感動を、力石氏は一生忘れないだろうと述懐しています。

※1:2010年6月12日「(2)ホスピタリティの歴史と語源」より
※2:2010年7月24日「(7)病院のホスピタリティ④」より
※3:2010年6月19日「(3)ホテルのホスピタリティ」より

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