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2012年9月22日 (土)

ネクタイへのこだわりと、パーティーでのネクタイ心得【服装⑨】

猛暑がようやく峠を過ぎようとしています。そこで今回は、ビジネスマンがスーツ姿に戻る前に、クールビズの最も象徴的なノーネクタイについて辛口コメントを2つご紹介いたします。最初は元帝国ホテル社長の犬丸一郎氏、次は、山本が出張研修の帰りに短編集(『月島慕情』がいいですね)でお世話になることもある浅田次郎氏です。

同じ生地で作られている背広上下を着る時は、シャツにネクタイが常識(※1)
犬丸氏は、「省エネルック、エコファッションと称して、ノーネクタイデーを設ける会社が増えているそうですが、このこと自体はいいのです。ネクタイをしないのであれば、上着だけ替えればいい。また、背広は立ったら前のボタンはかけること。べストを着けている時や座っている時はかまいません。」と、著書に書かれています。

江戸っ子の浅田次郎氏には、ノーネクタイがだらしなく見えるそうです
「人々の身なりはたいそうカジュアルになっている。どうやらこのごろでは「よそいき」が死語になってしまったらしい。江戸っ子育ちの私にとって『クール・ビズ』なるノーネクタイ運動は噴飯ものであった。資源節約という大義名分は、景気回復が至上命題たる昨今のご時世ではまったく説得力に欠ける(※2)。」と手厳しい。

犬丸氏からのバーティーの着こなし、ワンポイントアドバイス
「パーティーに何を着ていくかを決めるに際しては、まず招待状や案内状のドレスコードを見ましょう。『ホワイトネクタイ』と書かれていれば燕尾服、『ブラックタイ』ならタキシード、『カジュアル』と書かれてあればノーネクタイのジャケットでもいい。何も書かれていなかったら、スーツで。」なのだそうです。

「立食の気楽な集まりと違って、着席する会食の場合は、身なりに気を配ってきちんとしていかなければいけません。結婚披露宴の席に、黒っぽい背広を着て、白いネクタイをしている人がいます。これは外国人からみると違和感がある(こうした場では洋服文化の国ではほとんど真っ白いネクタイをしません)。

おそらく、最上級の正装である燕尾服のことをドレスコードで「ホワイトタイ」と明記されているのを、日本人は「白のネクタイ」と解釈したのでしょう。これは正式には「白い蝶ネクタイ」のこと。ドレスコードに「ブラックタイ」とあれば燕尾服よりもカジュアルなタキシードで「黒い蝶ネクタイ」なのです。

モーニングも同様です。ズボンは縞ズボンですが、私は黒地にシルバーグレイのストライプのものと、ちょっと薄めの黒地に黒のストライプのものの二種類持っています。要するに、黒っぽい縞ズボン(葬儀用)と、もうちょっと明るい感じの縞ズボン(祝事用)と穿き分けているのです。」奥が深いですね。

※1:『帝国ホテルの流儀』(犬丸一郎著/集英社)
※2:『ネクタイと江戸前(07年ベスト・エッセイ集)』(浅田次郎著/文藝春秋社)

ホームページ https://www.leafwrapping.com/

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