着こなしで評価が決まってしまう怖いスーツのお話【服装⑪】
アナウンサーに届く視聴者の声はさまざまですが、苦情電話の中で一番多いのが、服装に関することだそうです。トチリや失敗があっても、それを咎めるのではなく、「ネクタイが曲がっているのは、心もゆがんでいる証拠だ」とか、「スーツが派手で、けしからん」という方が多いのだと(※1)。さて、今回はその着こなしについてです。
スーツの着こなしで女性の50%がやめてほしいこととは?(※2)
スーツに関して、働く女性100人へのアンケート調査があります。これによると、着こなしにより女性の80%から好感が持たれるケースがあれば、50%の女性からやめてほしいと思われている着こなしのあることが分かりました。男性のみんなさんには大変興味深いであろう、その着こなしとは・・・。
“スーツが似合う男性は仕事ができる”と女性は考えている
約80%の女性は“スーツが似合う男性は仕事ができる”と考えています。理由は、
「自分に似合っているスーツを着ているということは、自分がわかっているということ。自分がわかっている男の人は、TPOもしっかりわきまえているだろうから、そういう男の人は仕事もきっちりこなせると思う」。これ、わかりますね~ェ。
●これに対して、50%の女性が〝やめてほしいスーツの着方〟としてあげているのは「サイズが合っていない」ことだそうです。このことは、山本が手にする営業スキル向上を取り上げた書籍の中にもよく出てきますので、必ずしも、女性の目線だけとはいえず、むしろ、身だしなみといえるのではないでしょうか。
プレゼンや、面接で留意すべき服装について
冒頭のアナウンサーへの視聴者からの声は、プレゼンについて元アナウンサーの方が書かれたものでした。プレゼン時、ネクタイが少しずれていた程度でも、いったん気になってしまったら、お話のプロでも話に集中できず、内容は二の次になってしまうそうです。したがって、プレゼン前の服装チェックは念入りにとのアドバイスです。
男性は清潔感のある格好をすれば間違いない。では、女性アナの場合は?(※3)
女性アナウンサーの面接試験は、1000倍とか1500倍とかいう競争率の世界です。ですから、オードドックスな紺色やグレーのリクルートスーツはすすめません。3000人もの受験者の中から合格者2~3人の枠に入るためには、「自分が似合うと思う服」を着るべきなのです。どうやら、モテル男性も女性アナの面接も似合うがキーワードのようですね。
※1:『最強のプレゼンテーション』(吉田たかよし著/PHP研究所)
※2:『一瞬で「できる男に変わる」服装術』(三好凛佳著/PHP研究所)
※3:『伝える技術50のヒント』(山中秀樹著/ソフトバンク新書)
ホームページ https://www.leafwrapping.com/
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