クリーニングのプロが教える「ウール」や「ベルベット」の取り扱い方【服装⑳】
本ブログでは、トピック的な話題を織り込みながらも、目下は非言語コミュニケーションのメディアのひとつである【服装】のシリーズを展開中です。そこで今回から2回、服装とは、切っても切り離せないクリーニングに関して、その道のプロから、貴重なアドバイスをいただくことにいたします。さすがに本物のプロは凄い!
洗ったものは太陽の光に当てて、乾かしたほうがいいと思っていませんか?
ウールやカシミアのセーターはハンガーにかけると型崩れしてしまうので、平らなところに置き、若干の縮みを伸ばすように形を整えましょう。洗う前に寸法を測っておいて、そのサイズに合わせて干すといいかもしれません。ところで、洗ったものは太陽の光に当てて、乾かしたほうが…。実は衣類と太陽の相性はあまりよくありません。
●すべての繊維には蛍光染料が使われているのだそうです。このため、紫外線に当たると、染料が光に侵されて変色や脱色が起こってしまいます。特にウールはてきめんでだそうで、真っ白なセーターを日に当てたままにしておくと、黄ばんでしまうのはこのためだそうです。山本が白いセーターを何枚も買い直した理由がわかりました。
ベルベットはデリケートな衣装なので、長時間座る場所には着て行かない
コンサートやパーティなど、長時間座っていなければならない場所に、ベルベットやアコーディオンプリーツを着ていくのはできるだけ避けてください。ベルベットは体重でつぶれてしまい(やせ型も同じ)。元のように毛を起こすことは不可能です。プリーツは体温と湿気で織り目が消えて、状態によっては復元しかねるそうです。
ひょっとして、あなたの香水の付け方、間違っていませんか?
香水は必ず肌に直接つけましょう。衣類につけるとすぐに変色してしまい、クリーニングでは落とせないからです。ヘアスプレーを使うときにも、衣類につかないように注意。ドライクリーニングをすると変色や脱色が起こる可能性も。また、カラーリング剤をつけてしまうと、落とすことは不可能なので十分気をつけてください。
有名ブランドの服はケアがとても難しく、中にはクリーニングできないものも
このため、長く着るものと一度着て楽しむものを見分けて買うことも必要だと思います。また、衣類についている洗濯表示で「○」となっていても、「洗える」という意味で「きれいになる」ということではありません。表示がすべて「×」のなっている衣類は、買うときに販売員にクリーニングについて聞きましょう。
『クリーニング革命』(古田武著/アスペクト)
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