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2012年12月12日 (水)

クリーニング店とのトラブル対策をクリーニングのプロが解説【服装㉑】

仕上がりに関しクリーニング店とトラブルになり、お店を変えたことはありませんか。山本も経験者の一人ですが、実は、かなりクリーニング店に対するクレームは多いようなのです。こうした問題を解決するためにある「クリーニング業法」を、その道のプロが具体的に解説してくれていますので、参考にさせていただきましょう。

「当店から品物をお引取りになって一ヶ月以降、一切の苦情は受け付けません」
クリーニング事故賠償基準では、引き取ってから半年以降は苦情を申し立てることはできないとなっているそうです。多くの業者の約款では「引渡し後一ヶ月以上の面倒はみない」となっているようですが、「約款が十分に顧客に説明されていなければ、『クリーニング標準約款』が正解であると思う。」と著者は指摘されています。

「スーツ上下などの片方が紛失したら、片方だけ賠償だけさせて頂きます」
たとえば背広のズボンだけなくなった場合、上着だけで着用できるものではありません。したがって、法的にはズボンが紛失したことで、上着の価値も喪失したことになります。このような場合には、スーツ上下両方の価格から賠償額が算定されるそうです。ワンピースのベルトがなくなったりした場合も同様とのこと。

「通常コースのクリーニングで出した品は、事故の際の賠償金額は5万円まで」
それが不本意なら、デラックスでどうぞというお店が多いようですが、どのような方法で出したにせよ、クリーニング店側が賠償額を限定することはできないそうです。この場合、一般品はレギュラーで、高級品はデラックスでというクリーニング店側の営業的意図はわかるとしても、事故を起こした場合の賠償は別問題であるとのこと。

家庭用洗濯機についているJISの「ドライクリーニング」マークに要注意!
洗濯機の「ドライコース」を、ドライクリーニングだと思っている人がいますが、これはとんでもない間違いだそうです。これは単なる「弱い水洗い」であり、クリーニング業者が行うドライクリーニングとは根本的に異なります。この勘違いから、なんでも家庭で洗ってダメにしたという事故が後を絶たないそうです。

ポケットティッシュをポケットに入れたままクリーニングするとどうなる
水洗いならたちまち溶け出して衣類に付着することになりますので、大事な衣類を台無しにした経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。ところがドライクリーニグは繊維を変形させることはないので問題はなさそうです。なぜなら、ティッシュの原材料が木材から抽出したセルロースだからとか。お洗濯の世界も、こうして見ると奥が深いですね。

『ニホンを洗濯する クリーニング屋さんの話』(鈴木和幸著/駒草出版)

ホームページ https://www.leafwrapping.com/

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