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2013年1月14日 (月)

ダイエットの副作用は身体的悪影響と、浮気をする確率が高くなる

前回、ベストセラー本の『スタンフォードの自分を変える教室』に触れました。この本のことは2012年12月6日のブログで「感情労働者がデスクでもできるストレス発散法(かつストレス耐性強化法)」取り上げていますが、今回は、食べ過ぎ飲み過ぎがいかにその後の身体および精神の正常化を妨げるかを紹介することにいたします。

ダイエットには減量効果や健康上のメリットがなく、恐ろしい副作用が(※)
数々の長期にわたる実験の結果、体重の増減を繰り返すようなダイエットは、血圧やコレステロール値の上昇や、免疫システムの低下をもたらすとともに、心臓発作、脳卒中、糖尿病などの原因による脂肪リスクが高まることがわかりました。そして、驚くべきことに、ダイエット中は浮気をする確率も高くなるのだそうです。

太りそうな食べ物を禁じると、それをますます食べたくなってしまう
研究者たちが突きとめた原因は、みんなが効果的だと信じて行っていること――つまり、「太りそうな食べ物を禁じること」です。〝禁断の果実〟からはじまって、何かを禁じれば思いもよらぬ結果を招くものですが、ある食べ物を制限されると、それがますます食べたくなってしまうことが、実験でも明らかになってきました。

ヒトは食べものに関する決断を1日に227回もしている
ある研究では、参加者に、「食べ物に関する決断を1日に何回くらい行っていると思いますか」と尋ねました。すると回答は、平均14回でした。しかし、こんどは同じ人たちに実際に記録を取ってもらったところ、結果は平均で227回にもなったのです。つまり、この人たちは200回以上もの決断を無意識で行っていたことになります。

長時間の禁煙にも、アイスクリームをドカ食いするリアクションが
24時間禁煙した喫煙者は、アイスクリームをドカ食いする確率が高くなるそうです。また、大好きなカクテルを我慢した人は、持久力のテストで体力が落ちます。ダイエットをしている人が浮気をしやすくなるのは、意志力を使い果たしてしまうので、誘惑に対して無抵抗な状態か、もしくはかなり弱い状態になっているからなのでしょう。

●アメリカの国民は長いことダイエットに励んでいますが、体重を減らす方法としては、ダイエットはまったく役に立たないそうです。2007年の食事制限及びカロリー制限に関する研究結果のまとめでは、ダイエットによる減量効果や健康上のメリットはほとんど認められず、むしろ害になっていると発表されました。

※:『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・カクゴニカル著/大和書房)

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