« 《9つの非言語メディア+α》 人類はどのように〈香り・におい〉と接してきたのか【香り・におい①】 | トップページ | 教師と学生(生徒)の非言語的関係性(1) »

2013年1月31日 (木)

〈香り・におい〉に関する男女比較&国際比較【香り・におい②】

イギリスでは心にゆとりを持って身の回りの美しさを観賞することを、立ち止まってバラの香りを嗅ぐというそうです。庭を愛するイギリス人の生活ぶりが彷彿とされるお話ですね。さて〈香り・におい〉に対する感覚は男女で、あるいはお国によってどのように違うのでしょうか。まずは、ユニークなにおいのテストからです。

『ナショナルジオフラフィ』のにおいテスト お鼻は女性の方が敏感!(※1)
全世界に愛読者の多い同誌が1986年9月号の付録に、においテストをつけました。6種類のマイクロカプセルに入った「におい物質」を当てるというもので、150万人が回答しました(20万人は外国人で残りは米国在住者)。その結果、概して、女性のほうが、男性よりも多くの点において正解率が高かったそうです。

嗅覚の能力は、男女ともに20歳が最高で年齢とともに衰える
年齢効果は他の効果よりも高く、嗅覚の能力は、男女ともに20歳で最高に達し、それ以降は衰えます。女性は80歳ぐらいで、下降傾向は弱まりますが、男性は80歳を過ぎると急速に低下します。メルカプタン(都市ガスに添加して警告臭として着香)は若い人ほど不快と感じますが、80歳の人ではわずか4分の1しか不快と感じません。

「香水あり」「香水なし」のサクラの男女に採用試験を受けさせると(※2)
この人たちを面接官が「知性」「親しみやすさ」について7点満点で評価しました。すると、男性は香水なしが、女性は香水ありの方が高いポイントを得ました。
知性:(男性)香水あり5.10 なし5.44 女性)香水あり5.64 なし4.08 
親しみやすさ:(男性)香水あり6.10 なし6.68 女性)香水あり5.85 なし5.30

欧米の香り事情(●印)と日本の香り事情(○印)(※3)
●近世の都市部では下水の整備等が不十分だったため、悪臭を防ぐ芳香を必要とした。
●欧米人は一般的に体臭が強いので、香料・香水の使用が好まれた。
●「自分をアピールする」ために、好みの香りを身につける習慣がある。
●個性的で、はっきりとした香りが好まれる。

○近世の都市部では公共衛生システムが発達して、悪臭を除去する習慣がなかった。
○黄色人種は一般的に体臭がないので、香料・香水の必要に迫られなかった。
○他人と異なる香りを身につけることはあまり好まれない。
○淡い、自然な香りが好まれる。

※1:『においを操る遺伝子』(山崎邦郎著/工業調査会)
※2:『 意のままに人を引き寄せる心理戦術』(内藤誼人著/KKベストセラーズ)
※3:『「香り」で売る!』(多田崇哲著/繊研新聞社)

ホームページ https://www.leafwrapping.com/

■研修、講演などのご依頼、ご相談は【プロフィール】(画面左顔写真下)の〈メール送信〉からお願いいたします。今回は「非言語コミュニケーション研修」の話題から。

|

« 《9つの非言語メディア+α》 人類はどのように〈香り・におい〉と接してきたのか【香り・におい①】 | トップページ | 教師と学生(生徒)の非言語的関係性(1) »

非言語コミュニケーション」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〈香り・におい〉に関する男女比較&国際比較【香り・におい②】:

« 《9つの非言語メディア+α》 人類はどのように〈香り・におい〉と接してきたのか【香り・におい①】 | トップページ | 教師と学生(生徒)の非言語的関係性(1) »