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2013年5月 5日 (日)

ゲーテの〝ボタンの掛け違い〟のたとえと「PDCA」新入社員研修  実務編②

PDCAはビジネスの基本として、新入社員研修では必須項目です。しかし、実務経験のない新人さんにはピンとこないことが多いのです。そこで、山本が導入部で語るのが、ビジネスとは縁がなさそうな文豪ゲーテの言葉です。皆さん読んでなくても『若きウェルテルの悩み』とか『ファウスト』の作者であることは知っています。

「はじめのボタンをかけ違えると、最後までうまくかけられない」(ゲーテ)
このたとえ話の後、だから最後のボタンまで行かぬうちに誤りに気付くためにPDCAが必要なのだと解説します。すると、どんな慎重な性格の人でも一度や二度は〝ボタンの掛け違い〟体験を持っているので、すんなりと胸に落ちるようです。そして、仕上げはPDCAに落とし込んだ有名人のサクセスストーリーです。

イチロー選手の小学6年生のときの作文(原文のまま※)をPDCAに落とし込むと
【P】僕の夢は、一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学、高校で全国大会に出て、活躍しなければなりません。活躍できるようになるには、練習が必要です。

【D】ぼくは、その練習にはじしんがあります。ぼくは3才のときから練習を始めています。3才~7才までは、半年位やっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日は、激しい練習をやっています。だから一週間中、友達と遊べる時間は、5時間~6時間の間です。

【C】そんなに、練習をやっているんだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。

【A】そして、中学、高校でも活躍して高校を卒業してからプロに入団するつもりです。

【(次の段階の)P】そしてその球団は、中日ドラゴンズか、西武ライオンズが夢です。ドラフト入団でけいやく金は、一億円以上が目標です。(実際にはオリックスに年俸430万円、契約金4000万円で入団。山本注)

●上記は原文に【 】でPDCAを挟み込んだだけのものです。未来形の文章ですので【C】【A】はやや苦しいところがありますが、拡大解釈すれば通じないこともありません。それにしても、小学6年生時の作文がすんなりとPDCAにはまってしまうのですから、さすがイチロー選手ですね。今シーズンのヤンキースでの活躍に期待です。

●なお、技術系の会社の研修では、iPS細胞の発見でノーベル生理学・医学賞受賞の山中教授に登場していただきます(こちらは3部作)。〝ジャマナカ〟と呼ばれた研修医時代のエピソードを、自ら語られる豊かなキャラクターの持ち主の話は、どこでも大受けです。後日機会がありましたら紹介させていただきます。

※『イチロー革命』(ロバート・ホワイティング著/早川書房)

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