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2013年5月 2日 (木)

最初に訪れるスランプ(五月病)対応策 新入社員研修 実務編①

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五月病(ごがつびょう)の季節到来です。五月病とは、新人社員などが新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称ですが、GW明け頃から発症することが多いため、このように呼ばれます。医学的には、「適応障害」あるいは「うつ病」と診断されます。今回はこの五月病対策です。

Wikipediaによると、五月病対策は、気分転換をし、ストレスをためないよう心がけるのが良い。ただし、食事やアルコールに頼りすぎることは、摂食障害や急性アルコール中毒など、別の問題を引き起こす可能性があるため、あまり勧められない。中学校や高校など、以前の環境の友人と会うのも良いとあります。

●これとは別に、山本は主体的な対応策を伝授するようにしています。その柱になるのは、偉大な心理学者であり哲学者のウィリアム・ジェームズです。アメリカに今日の繁栄をもたらしたとされるプラグマチズム(実用主義)の創始者は、スランプ回避or脱出に役立つ素晴らしい名言を数多く残しています。

「我々は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」
これは、《ジェームズ・ランゲ説》の象徴的な表現とされるものです。ウィリアム・ジェームズが、《刺激→情動→身体変化》ではなく、《刺激→身体変化→情動》と考えた同時期、デンマークの心理学者カール・ラングも同様の見解を唱えたことから、二人の名前を取って命名されました。では、なぜこのような不思議な現象が起こるのでしょうか。

「情動はその身体表現によって決まるものであり、身体表現そのものなのだ」
だから、〝泣くから悲しい〟ということになるのですが、この説を証明するこんな実話があります。英国の軍隊で、兵士達の士気が上がらないため、コンサルタントに知恵を求めました。現場を視察した後にもらったアドバイスは、極めて単純なものでしたが、効果は絶大でした。それによって兵士達の表情に生気が蘇り、動きもキビキビとしてきたそうです。

アドバイスは、「今よりも3倍大きな声で挨拶を交すこと」 ただそれだけ(※)
そんなバカな! と思いながらも、高いコンサル料を払っているので、半信半疑に始めたところ、1週間も経たないうちに、表情も姿勢も変わり、士気も格段に上がりました。併せて、兵士達の信頼関係も強固なものになって行ったそうです。さて、最後はジェームズ先生のきわめつきを二つ。でもこれは、ビジネスマン全員に該当するかもしれません。

「快活さを失った場合、それを取り戻す最善の方法は、いかにも快活そうに振る舞うことだ」

「うんざりした気持ちをいやすには、ウィスキーをいっぱいやって忘れようとするより、仕事に打ち込んで一生懸命になる方がよほど効果的である」

※:『たった一言からはじまる「信頼」の物語』(高野登著/日本実業出版社)

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