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2013年6月 2日 (日)

大阪弁と東京弁の違いは ~“間”の文化と“ 詰め”の文化~

2013年3月31日にカテゴリーに新たに設定した木の葉ブログINDEXでも取り上げましたが、「東西比較」は本ブログの検索上位ワードのひとつです(山本が関西出身の影響があるかも…)。そこで今回、『ことばの身づくろい(※)』から、大阪弁と東京弁(この表現が正しいかは別)の比較です。まずは、絶妙な作品(詩?)から。

「なんだとなんだ」(島田陽子作)
なんだとなんだはちがうんや
にしとひがしでちがうんや
にしではくびをよこにふる
みなんだ しらなんだ
なんのおともきかなんだ
そやからたすけにいかなんだ
―な わかるやろ
なんだとなんだはちがうんや
にしとひがしでちがうんや
ひがしはくびをたてにふる
そうなんだ ここなんだ
せんぱいのうちなんだ
あのひとだけがたよりなんだ
―な ふしぎやろ

大阪弁と東京弁に対する世人の思いをまとめれば次のようになる
国語学者の前田勇、元大阪学芸大学(元大阪教育大学)教授は名著『大阪弁』(朝日選書)で、以下のように対比されました。
   大阪弁             東京弁
A やさしくて、柔らかい     ぶっきらぼうで、硬い
B 潤濁・朦朧           冷澄・明晰
C 歯切れが悪い         歯切れが良い
D 鈍重・悠長           軽快・急促
E 女性的で、なまぬるい     男性的で、きびきびしている
F 間が抜けて、しまりがない  緻密できりっとしている
G 余情がある           知性がある
H 典雅・婉曲          尖鋭・端的
I 包含的             分析的

関西人の言語学の権威も、全面的に東京弁が好印象と
東京弁は「ぶっきらぼうで、硬い」感じを除いては、歯切れがよくて冷澄で知性がある。などと、ほぼ全面的に好印象なのです。他方の大阪弁は、やさしくて柔らかく、余剰があって典雅な感じを除いては、歯切れが悪く鈍重で間が抜けてしまりがない、など全体に分が悪く、東京弁に対して勝ち目がなさそうに思えます。

●もっとも同書の刊行は1977年ですから、その後の大阪弁の東京進出を思えば、好感度は増しているでしょうが、大筋この対比はいまも変わらないとは筆者の言です。さて、冒頭の作品の作者・島田陽子さんは、ご存知の方も多いと思いますが、70年万博のテーマソング「世界の国からこんにちは」の作詞家としても知られています。

※:『ことばの身づくろい』(木津川計著/『上方芸能』出版センター)

ホームページ https://www.leafwrapping.com/

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