ベストセラー『伝え方が9割』から「強いコトバ」のつくり方を学ぶ①
著者の佐々木圭一氏(コピーライター)は、第3章 「強いコトバ」を作る技術で
感動スピーチや、映画の名セリフをつくるにはレシピがあるのだと書かれています。そのレシピは「サプライズ法」「ギャップ法」「赤裸裸法」「リピート法」「クライマックス法」の5種類です。これを2回に分けて紹介しますので、モノにしてください。
超カンタンだけど、プロも使っている技術(サプライズ法)
「今日はいい天気。」をサプライズ方で、強いコトバにすると
「びっくり、今日はいい天気。」
「今日はいい天気!」
「実は、今日はいい天気。」
「信じられない、今日はいい天気。」
サプライズ法の代表例は
「そうだ 京都、行こう。(JR東海)」
「あ、小林製薬。(小林製薬)」
2つともとてもシンプルですが、確かに記憶には残っていますね。サプライズワードは、相手の心を動かしたいときに使うと有効だそうです。
オバマ氏、村上春樹氏も使う心を動かす技術(ギャップ法)
「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。」(オバマ大統領就任演説)
「高く、硬い壁と、それに当たって砕ける卵があれば、私は常に卵の側に立つ」(村上春樹氏のエルサレム賞受賞スピーチ)
「事件は会議室で起きているんじゃない! 現場で起きているんだ!!」(映画『踊る大捜査線』の青島係長)
「お前の為にチームがあるんじゃねぇ チームの為にお前がいるんだ!!」(少年ジャンプに掲載された『SLAM DUNH』の安西先生)
「№.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one」『世界に一つだけの花』
フレーズとフレーズの間にギャップをつくると、相手の心を動かす言葉が生まれます。
あなたのコトバを、プロが書いたように変える技術(赤裸裸法)
「上を向いて歩こう 涙がこぼれないように♪」(『上を向いて歩こう』坂本九)
「息を切らしてさ 駆け抜けた道を♪」(『終わりなき旅』Mr.Children)
「朝、目が覚めると泣いていた」(『世界の中心で、愛をさけぶ』片山恭一)
「眠気で重いまぶたをゆっくり持ち上げた瞬間、眼球が飛び出るかと思うくらいの衝撃を受けた」(『夢をかなえるゾウ』水野敬也)
※『伝え方が9割』(佐々木圭一著/ダイヤモンド社)
ホームページ https://www.leafwrapping.com/
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