« 夢に責任を取る勇気を(ニーチェ) 新入社員フォローアップ研修⑩ | トップページ | 月刊『コンピューターテレフォニー』連載最終回ご紹介 »

2013年10月20日 (日)

2020年東京オリンピックのプレゼンから学ぶ プレゼンテーションの技術①

五輪招致決定の興奮からだいぶ時間が経ちましたが、今回「プレゼンテーションの技術」を取り上げるに際して、感動を呼んだあの名プレゼンを外すわけにはいきません。そこで山本なりの分析を3回に分けてご紹介いたします。最初は、各プレゼンターが1分間に何文字(邦字換算)話したかです。そこからなにか見えてくるかも…。

スピーチ順の各プレゼンター日本語仮名文字換算(山本カウントによる)
         実質スピーチ時間         仮名換算   1分間当文字数
佐藤真海さん       3分58秒    1283字前後       約323字
竹田恒和理事長     3分31秒      1183字前後       約336字
水野正人専務理事    3分26秒    1064字前後      約310字
猪瀬直樹東京都知事  3分07秒        872字前後      約280字
滝川クリステルさん    2分23秒      791字前後      約332字
太田雄貴さん        2分27秒      867字前後      約354字 
安部晋三首相       5分15秒       1598字前後      約304字

高円宮妃久子さまのゆったりした口調と、安部首相がほとんど変わらない
プレゼンターとは別のお立場で最初に登壇され、全員に温かい眼差しで語りかけられていたのが印象的だった高円宮妃久子さまは、1分間に約297字(4分28秒/1328字前後)でした。この数値は安部首相(304字)とほぼ同じです。プレゼンの映像をご覧になった方は、かなりの違いがあるように思われたのでは…。

フランス語で優雅に語りかけた滝川さんも、竹田理事長と同じペース
「おもてなし」を合掌で表現し話題を呼んだ滝川さんが、説得力のあるプレゼンをなさった竹田理事長と同じ330字台でした。実は、高円宮妃久子さまと滝川さんは、今回のプレゼンターの中では傑出して語学が堪能だったのです。その違いがゆとりを生むのでしょう。日本人同士のプレゼンでも日本語力はポイントになります。

若さをアピールした早い語り口が、次のプレゼンターを一層際立たせた!?
1分間当の文字数が一番多いのは太田さんでした。NHKのアナウンサーが1分間に話す文字数は350~400といわれています。多様な文化の人たちを相手に、母国語以外の言語でお話するのは、この辺りが限界スピードといえるかもしれません。太田さんがあえてこのレベルに挑戦したのには、ある意図があったと思われます。

低い声でゆっくり話すと権威が感じられるが、安部首相の声は必ずしも・・・
テレビで拝見すると安部首相は明るい声でテンポよく話されます。この語り口を、ゆったりとした権威あるものにするには対比効果(前の人との比較)を使うのが有効です。太田さんの高い声と早い語り口は、安部首相の声を低めに、話し方をゆったり(354字→304字)した印象を与える効果があったのではないでしょうか。

参考資料:「東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会」
http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/07/olympic_candidate_tokyo_presentation_n_3886260.html

ホームページ https://www.leafwrapping.com/

■研修、講演などのご依頼、ご相談は【プロフィール】(画面左顔写真下)の〈メール送信〉からお願いいたします。今回は「プレゼンテーション研修」の話題から。

|

« 夢に責任を取る勇気を(ニーチェ) 新入社員フォローアップ研修⑩ | トップページ | 月刊『コンピューターテレフォニー』連載最終回ご紹介 »

プレゼンテーション研修」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2020年東京オリンピックのプレゼンから学ぶ プレゼンテーションの技術①:

« 夢に責任を取る勇気を(ニーチェ) 新入社員フォローアップ研修⑩ | トップページ | 月刊『コンピューターテレフォニー』連載最終回ご紹介 »