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2014年1月 2日 (木)

運を上げる食べ物 『美しい日本のしきたり』(池坊保子著)より

明けましておめでとうございます。本年度の山本志のぶ「木の葉」ブログのスタートは縁起の良いとされる食べ物のお話です。昨年(2013年)7月13~20日にかけ「日本人の忘れもの」として、京都の知識人3人の「いただきます、ごちそうさま」「子育て四カ条」「正しく叱る」を取り上げましたが、今回も京都が舞台です。

お正月、京都のお料理屋さんで池坊保子さんが伺ったこと
「今日は、『ん』のつくお料理です。『ん』のつく食べ物を7種類食べると縁起がいいので、今年の運を上げてください」と言われました。
京都では昔から、冬至に「ん」のつく食べ物を食べると縁起がいいとされてきましたが、お正月に戴いてもいいのです。なるほど、とお料理屋さんの趣向に感心しました。

「ん」が2つつく食べ物を7種食べて運をたくさん呼び込む
冬至を境に日照時間が長くなることから、冬至を「一陽来復」の日と考え、「ん」が2つつく食べ物を7種食べて運をたくさん呼び込むというのが、昔からの習慣です。冬至の7種と呼ばれているのは、「なんきん(かぼちゃ)」「にんじん」「れんこん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」。

「うどん(うんどん)」は「運・鈍・根」の語呂合わせ
「ん」が2つつく食べ物はなかなか見当たらないので「うどん」が・・・と思っていたら、「運・鈍・根」(愚鈍なほどひたむきに、根気よく物事に打ち込めば、運が開けてくる)との語呂合わせだそうです。お料理屋さんなら7種を使った美しいコース料理も楽しめます。でも、自宅で作るなら、「ん」が1つつく食材でもいいと思うのです。

先人の知恵が‶てんこ盛り〟の京料理
「だいこん」「こんにゃく」「ほうれんそう」「こんぶ」「みかん」……。こうした食材が加われば、料理のレパートリーもずいぶん広がります。
冬至の7種も、野菜不足やビタミン不足を補うための先人の知恵です。京都では、「おかぼ(かぼちゃ)の炊いたん」も冬至の風物詩。

これを食べないと正月が迎えられない
ひと昔前の京都の町家では、おくどうさん(かまど)の天井に冬至用のかぼちゃが夏から大切に吊るしてあったものでした。「陰極まれば、陽兆す」で、京都の台所、錦小路が一番にぎわうのは、お正月支度が始まる冬至から。運を上げるための冬至まで待つところは、京都人らしさかもしれません。

※:『美しい日本のしきたり』(池坊保子著/角川書店)

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