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2014年3月16日 (日)

漢字文化圏の日本と中国と韓国の「姓」の比較 目指せ国際人(8)

世界一短い苗(姓)は「オ(ローマ字表記O)」です。韓国人の呉(オ)さんがその人です。李(リ)さんも、韓国語ではRの初音が落ちるので、I(イ)となりますが、ローマ字表記では「Lee」などとなっていますから、やはり呉さんが最短となります。今回は韓国、中国、日本の姓についてみてみましょう。

1988年(ソウルオリンピック)の韓国政府の調査では韓国の姓は249だった
高麗書林の『韓日辞典』に記載された姓を多い順に並べると、金(キム)、李(リ)、朴(パク)、崔(チェ)、鄭(チョン)、趙(チョ)、姜(カン)、張(チャン)、韓(ハン)、尹(ユン)がベストテンです。金さんは約22%、李さんは15%弱、朴さんは9%。ですから、韓国人の2人に1人は金さんか李さんか朴さんなのです。

現代の中国人の姓は千~千五百。ただし「孔」は孔子の子孫だけが名乗る
漢民族である中国人の名前は原則として漢字一文字(二字姓で有名なのは諸葛孔明、司馬仲達など)。十大姓というのは、一般的には張、王、李、趙、劉、黄、陳、白、楊、孫を指すようです。ちなみに、中国では同姓不婚といって、同姓は結婚できません。姓を同じくする者は先祖が同じという概念があるからだそうです。

日本人の姓は世界で最も多く291,531(丹羽基二編『日本苗字辞典』より)
日本の3大姓は鈴木、田中、佐藤(統計をとるたびに順位が入れ替わる)で、それぞれ1.3%ずつとみられ、足しても4%ぐらい。次いで渡辺、高橋、山本、中村、小林、伊藤、加藤。この10大姓で10%、さらに百大姓で33%をカバー。ちなみに日本の1字姓は林、森、辻、原、関の順で。3文字姓は佐々木、長谷川の順です。

地名に由来する日本人の姓に対し、先祖につながる韓国人の姓
日本人の姓の9割は地名に由来しているといわれています。また、日本人は養子・嫁をとったり、主君の姓を拝領したり、移り住んだところで姓を変えたりしますから、姓が必ずしも先祖と同一とは限りません。ところが、韓国では姓は先祖からの血を意味しますから、その辺のところは日本と大いに異なります。

かつて国連事務総長を務めたウ・タント氏には姓がなかった
姓が最も少ないのはインドのシーク教徒で、原則とし「シン」のみ。シンは獅子という意味で、シーク教徒が開いた港がシンガポールだとか…。また、ミャンマーには厳密にいうと、姓がありません。名の前に身分や立場を表す言葉が付くのです。ウ・タント氏はタントが名前で、ウは立派な男性を意味するのだそうです。

参考文献:『日本語と韓国語』(大野敏明著/文藝春秋)

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