外国人とのコミュニケーション【イギリス】 目指せ国際人(13)
日本と関連の深い6カ国を知る“15のポイント”(6国目)
【イギリス】 自国を世界一と考えており、プライドが高い。やや保守的で、必ずしも変化を歓迎しない。外国人を見下すこともある。
(1)時間厳守。
(2)服装は控えめにして、礼儀をわきまえる。
(3)面会を求めるときは、紹介者があったほうがアポイントを取りやすい。
(4)相手が自分をファーストネームで呼ぶまで使用は控える。
(5)会社の役職タイトルは通常の会話では使われない。しかし名誉あるタイトルを持っている人の場合は、終始使用するとよい。
(6)人前で相手に触ること(肩に手を回したり、肩をたたいたりするのさえ)は失礼にあたる。
(7)激しい感情をあまり表わさず抑えて表現する。相手にもそれを求める。しかし物事ははっきり言う傾向があるので気分を害さないように。
(8)イギリス人は自分、家庭、会社、国家を自虐的に批判する。しかしそれに乗ってはいけない。気分を害する。
(9)政治、宗教、人種などの話題、王室に関する冗談は避ける。
(10)結論を急がせないで、考える時間を与える。
(11)長期的成果より短期的成果を求める傾向がある。
(12)保守的な国であるため、必ずしも変化が良いわけではない。
(13)商品や企画に対して過度な表現を控える。
(14)自社の地位の高い人を会議に出席させると重要度を分からせることができる。
(15)個人的な質問はあまり多いと嫌がられる。
●今回で6カ国の紹介終了です。この6カ国の合計90ポイント(6カ国×15)の中で山本が特に興味深かったのは、中国の(10)中国で「色」は重要な意味を持つので、十分理解するまでは、プレゼン資料は白か黒が無難――でした。果たしていまのご時世、白黒で説得力のあるプレゼン資料が作成できるでしょうか…。
●このシリーズの第1回目に紹介した『世界のエリートは…』の中に「マッキンゼーがプレゼン資料に1色しか使わない理由」というタイトルの章がありましたので、その解説文を付記して6カ国紹介を終わります。「マッキンゼーのプレゼン資料は白黒です。それは白黒でも、説得力のある資料を作成できる自信の表れです」。
※:『コミュ力(こみゅりょく)』(松村清著/商業界)
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