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2014年5月15日 (木)

「創造的コミュニケーション」とは  相乗(シナジー)効果を考える(4)

前々回、「現在最も強いプレーヤーはコンピューターではなく、コンピューターを使った人間のチームです」と書きました。そして、「ある大会では、優勝者はアメリカ人のアマチュアプレーヤー2人と3台のコンピューターで編成されたチームでした」と。山本は、彼らの「対話」がもたらした相乗(シナジー)効果を強く感じました。

目的を持ってなされる「対話」には、実はこんな奥行きがあります(※1)
「対話」とは、①共有可能なゆるやかなテーマのもとで、②聞き手と話し手で担われる、③創造的なコミュニケーション行為です。もう少し固く考えると、自分と相手の価値観には相違のあることを前提としつつ、積極的に、その相違に注目しながら、双方がそれなりに合意できる新しい視点を生み出す創造的なプロセスなのです。

〝相違点を尊ぶ〟ことは、創造的なプロセス
スティーブ・コビーの『7つの習慣(※2)』の第6の習慣 「相乗効果を発揮する」の中に〝相違点を尊ぶ〟として記された箇所があります。上記③の創造的なコミュニケーションを考える上で、とても参考になりますので紹介します。もうひとつの参考素材(前回記したブレーンストーミング)については後日まとめる予定です。

相乗効果の本質は、相違点、つまり知的、情緒的、心理的な相違点を尊ぶこと
相違点を尊ぶ鍵は、すべての人は世界をあるがままに見ているのではなく、自分のあるがままに見ているのだということを理解することである。つまり、自分だけが世界をあるがままに見ていると思い込んでいるなら、相違点を学ぶ気持ちにはならない。なぜなら、「間違っている人」の話を聞くだけ無駄だと感じてしまうからである。

人は誰しも自分は客観的で、世界をあるがままに見ていると思っている
そして、ほとんどの場合、他人は枝葉末節に埋もれており、自分だけは大所高所から状況を把握していると思い込んでいる。そういうパラダイム*を持っているとすれば、効果的な相互依存関係をつくることは不可能である。それどころか、自分の受けた条件づけからくるパラダイムに制限され、効果的な自立状態すら達成できない。

本当に効果的に人生を営む人というのは、自分のものの見方の限界を認めること
そして、他の人のパラダイムと考え方に接することにより得られる、豊かな資源を活用する謙虚さを持っている人である。彼らが相違点を尊ぶのは、その相違点こそが、自分の知識と現実に対する理解を増すものだと認識しているからである。自分の経験だけでは慢性的にデータ不足になってしまう、と知っているからである。

※1:『ビジネスでいちばん大事な「心理学の教養」』(酒井穣著/中央公論新社)
※2:『7つの習慣』(スティーブ・コビー著/キング・ベアー出版)

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