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2014年9月 4日 (木)

企業スピリットがこんなに凄いことをさせた  ボランティア活動の実例(1)

デンソーという会社があります。HPによると、「先進的な自動車技術、システム、製品を、世界の主要な自動車製造会社すべてに提供しているトップレベルの自動車部品サプライヤーです」と自社紹介されています。この会社が東日本大震災の被災地支援で果たした役割は、信じがたいほど素晴らしいものでした。

4月17日~8月10まで16回、674人(延べ3124人)の社員が支援に参加
デンソーの支援活動の素晴らしい点は、義捐金2億円、救援物資5千5百箱もさることながら、社員が自ら被災地に赴き、実際にボランティア活動を行ったことです。
第一陣、4月17日~23日まで、30人
第二陣、4月24日~30日まで、56人
第三陣、5月  9日~14日まで、51人
こうして第十六陣、8月10日まで、5月の連休の一時期を除いて、切れ目なく次から次へと現地に入り、ボランティア活動を行いました。瓦礫の片づけや、津波で家中に堆積した汚泥のかき出しや清掃を、みんなが励まし合いながら続けました。参加した社員の数は674人、延べ人数では3124人にもなります。

これだけ大がかりな支援活動がどうして実現できたのか
震災直後、デンソーの加藤宣明社長は「これは国家の危機であり、グループを挙げて復興支援に取り組む」と決意し、全社に通達を出しました。それを受けて、まず自社の東北と関東の関連企業や施設、取引先の復旧支援に必死で取り組みました。すると社員のなかから、一般の被災地の支援も行いたいという声が上がってきたのです。

その声に、総務部や人事部が連携し、思い切った提案をした
「個々のボランティアではなく、復興支援活動を業務(仕事)と位置づけ希望者を募り、組織的にまとまった人員を派遣し、運営・支援してはどうか。職場の枠を超えたバックアップ体制を敷けば継続的な人員派遣が可能となる。交通や宿泊、備品などの準備を会社がすれば、参加する社員も、個人で活動するより負担ははるかに少ない」

普通の企業なら、アホなことを考えるなと叱られるところが・・・
この会社には、全社で共有しているデンソー・スピリットがあり(下記)、「デンソー・スピリットの本質を突く発想だ」と多くの社員が共感し、この壮挙が実現しました。
先進:デンソーにしかできない驚きや感動を提供する。
信頼:お客様の期待を超える安心や喜びを届ける。
総智・総力:チームの力で最大の成果を発揮する。

※:『思いやりはどこから来るの?』(日本心理学会監修/高木修&武村和久編/誠心書房)

ホームページ https://www.leafwrapping.com/

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