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2014年12月18日 (木)

生涯のお守りになるルール 『名編集長の目線』(5)

参考文献とさせていただいた『松浦弥太郎の仕事術』の著者には、モットーの「正直、親切」のほかに、ときどき思い出したい7つのルールがあるそうです。そのうちの5つの要約を今回紹介します(割愛させていただいたた2つは、「約束を守ること」「欲張らないこと」)。ルールはシンプルなほうがよいというお言葉通りの内容です。

「毎日」という小さな点が、ふと気がつくと「キャリア」という一本の線になっている。僕はそんなイメージをもっています。だからこそ、仕事を長く続けていくことが大切ですし、そのうえでのルールは、シンプルなほうがいいのです。僕の大原則は、「正直、親切」。そのほかにも、ときどき思い出したいルールがいくつかあります。

一つは、飾らないこと
必要以上に自分を大きく見せたり、知ったかぶりをすると、何も学ぶことができなくなります。逆に、素直な気持ちで「教えてください」と向かっていけば、たいていの人は応じてくれます。飾らなければ、一生勉強ができます。

一つは、真似て学ぶこと
赤ちゃんはお母さんの話すことを真似ることから始めます。「学ぶ」の語源は「真似る」。装飾のない、まっさらなキャンパスのような自分でいれば、「この人はすごい」と感じた相手をどんどん真似ていけるでしょう。それがやがて、自分の学びとなるでしょう。

一つは、嘘をつかないこと
これは自分に対しては、肝に銘じておかなければならないこと。しかし、だからといって他人の嘘を責めてはいけません。小さな嘘に気がついて騒ぎたてたところで、得られるものは何もないのです。そう割り切ると、仕事上のいざこざが格段に減ります。

一つは、自立すること
組織に属していても、フリーランスでも同じです。インディペンデントな働き方をしたいのであれば、人に依存せず、頼らないこと。それには、まず自分で考えることが何よりの方法だと思います。繰り返し考え、繰り返し自問し、答えは常に自分で探す。

一つは、心を込めること
どんな仕事をするのでも、生涯にわたって必要なこと。自分の持っているすべてのスキルを利用して一番おいしいお茶を淹れるには、心をこめるしかありません。お茶は簡単に淹れられますが、心をこめて淹れたお茶と、ただ淹れたお茶は味が違います。

参考文献:『松浦弥太郎の仕事術』(松浦弥太郎「暮しの手帳編集長」著/朝日新聞出版)

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