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2014年12月11日 (木)

仕事と車と靴の法則(後篇) 『名編集長の目線』(3)

前篇に記した通り、1849年創業のロンドンの靴の老舗ジョン・ロブの靴は超一流の手になる逸品で、手に入れやすいものでも、日本円にして十万円以上するそうです。それでも、松浦氏は普通のビジネスマンがジョン・ロブの靴を買っても損はないと明言します。物を大事にする文化を持つ日本人にもビックリなその理由とは…。

僕はジョン・ロブの靴を持っていますが、飛びきり上等な靴だと気づく人は、おそらく誰もいないと思います。ごく平凡で目立たない、だからこそ働く大人の男性にぴたっとはまる靴なのです。

ジョン・ロブの社長は、こう言って笑った。
「上等な靴に、デザインはいらない。きちんとした手入れは必要だけれど、いい靴なら、ぴかぴかに磨きたてなくてもいい」
ぴかぴかに磨かないというのは、「おろしたての新品は格好悪い」というイギリス独特の美意識かもしれません。(中略)

社長はまた、「ジョン・ロブの靴は、きちんと手入れさえすれば毎日休まずに履けるし、それで40年もつ」と話していました。
仮に20歳で数十万円の靴を求めたとしても、定年の60歳まで、毎日同じ靴を履けるというのです。働く人が仕事用の靴を生涯トータル何足買うのかわかりませんが、決して高くない買い物かもしれません。

自分のライフスタイルにそぐわない高価すぎる持ちものはバランスを崩します。若い方であれば、そこそこ上質で足に合うものを、黒と茶色と色違いで二足持つといいと思います。仮に三足買える予算があるなら、それを二足分にして、その分上質なものを長く履くことです。上質なものを大切にしながら、長期にわたって履いていく。これはまさに働く姿勢に表れます。

さらに、靴は仕事の基本である健康管理にもつながっています。営業職で歩き回る人であれば、なおさら投資を惜しまないほうがいいでしょう。業種を問わず、いい靴と、粗悪な靴とでは、一日中履いて過ごした後の疲労感も違ってきます。一日の終わりが、靴によってがらりと変わるのです。
服よりもダイレクトに体に影響する靴は、慎重に選んで然るべきビジネスツールだと思います。

参考文献:『松浦弥太郎の仕事術』(松浦弥太郎「暮しの手帳編集長」著/朝日新聞出版)

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