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2015年5月14日 (木)

情報量を減らすと気持ち良く日常を過ごすことができる  脳のトリセツ(1)

前回まで書いた「クローゼットを整理するとスッキリとした朝が迎えられる」理由を、『脳のトリセツ(※)』という本が教えてくれます。私たちの日常は情報が溢れていますが、その情報が私たちの能力発揮の邪魔をするのだそうです。その具体例として、認知症患者の方に、自分で食事ができるように指導する例が紹介されています。

自分で食事ができない患者さんが、ある工夫で食べられるようになった
病院の食事は、主食や副菜など4品程度がトレーに乗せて出されていて、ある患者さんは、職員によって食事介護されていました。この時点では、この患者さんは「自分では食事のできない」能力の人です。ここで、食事の出し方を変えてみました。食事をトレーに乗せず、1品ずつテーブルに乗せてみたのです。

すると、この患者さんは、自分で箸と皿を持って食べはじめた
どうしてこのような能力の変化が起こるのでしょうか? 突然、能力がアップするということがあるのでしょうか? じつは、患者さんの能力は何も変わっていません。変わったのは能力ではなく情報量だったのです。多すぎる情報量に邪魔されて発揮できなかった能力が、情報が減ったことで発揮されたのです。

彼女の脳にとっては、選択肢が多すぎる場合の情報処理が難しかった
テーブルに置かれたこれまでのトレーには、4つものお皿が置いてあり、どれから手をつければよいかがわからずに混乱してしまい、自分から箸を取って食べることができませんでした。ところが、選択肢を減らし、1品ずつ出したところ、本来の「箸で食べる」という能力をしっかり発揮することができた、というわけです。

あなたが朝の身支度をしている場面を思い浮かべてください
手に取っていったん着るけど、しっくりこなくて、結局またクローゼットに戻す洋服がありませんか? この洋服が、脳にとっては多すぎる選択肢であり、無駄なエネルギーを消費させる情報です。結局着ないにもかかわらず、着るか着ないか、という判断をすることにエネルギーが注がれてムダづかいされている、ということです。

洋服を買い取りサービスに出したり、処分してクローゼットを空にする
すると、最初からその洋服がなかったかのように、他の洋服を選んでいることに気づきます。選択肢を減らすことは、脳のムダづかいを減らすことです。気持ちよく日常を過ごしたいと思うなら、選ばないものを身の周りに置かない、必要のないことを検索しない、充実を求めて趣味や習い事を増やし過ぎない、ことが大切なのです。

※:『脳のトリセツ』(菅原洋平著/同文舘)

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