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2015年5月21日 (木)

「ボトムアップ型」「トップダウン型」のタイプを見極める  脳のトリセツ(3)

脳の使い方は、手順通りに行ってゴールを目指す「ボトムアップ型」と、ゴールのイメージを描いて行動する「トップダウン型」の2つに分けられます。旅行を計画する場合、日程や交通手段を調べて行き先を絞るのがボトムアップ型。ここに行きたい! と、頭の中でそこに行った自分をイメージするのが「トップダウン型」です。

行動を具体的に言語化する方法は、ボトムアップ型の人に向いている
具体的な手順が順番通り並べられることで、行動できるタイプだからです。それに対し、トップダウン型の人は、イメージが浮かぶと、それをしている自分の動作がひとかたまりになって脳の中でリハーサルされます。そこには、順番があるわけではなく、あくまでも「こんな感じ」というイメージのかたまりがあるだけです。

トップダウン型は、自分のイメージを言葉にすると動きやすくなる
そこで、トップダウン型の人が言語を使うときには、「○○みたい」という「メタファー(比喩)言語」が効果的です。「ササッとやる」「シャキッとする」などの擬音語や、「ホテルマンみたいに」「プレゼントを渡す感じで」などの比喩を使うことで、脳はそのモードになりきるので、すんなり行動に移せるようになります。

タイプ別に、相手をやる気にさせる頼み方
相手がトップダウン型の場合は、イメージで理解するので、具体的な作業よりも「こんなことがやりたいんだけど、そういうのってできる?」という感じで頼みましょう。逆に、相手がボトムアップ型の場合は「○○の資料を○部つくって、ここに置いてもらえる?」という感じで、具体的に頼むと相手はやる気になってくれます。

同じタイプの組合せはやりやすいが発展性に欠ける
順番通り理解するボトムアップ型同士のペアは、確実な仕事をしますが、その仕事内容がムダな作業だったり、今の仕事をさらに発展させていく展開は生まれにくくなります。一方、イメージで理解するトップダウン型同士のペアは、大きな目標や斬新な展開の話で盛り上がり、こちらも作業があまり進まないことが多いようです。

違うタイプを組み合わせ、的確にフォローすると成果につながる
ただし、違うタイプ同士では、トップダウン型は「自分ばかり考えていて、相手は全然アイデアを出さない」。ボトムアップ型は「理想ばかり話していてちっとも仕事をしない」などと、それぞれ相手に不満を持ちがちになります。そこで、お互いの役割を自覚させる、ちょっとしたフォローがリーダーには必要となります。

参考文献:『脳のトリセツ』(菅原洋平著/同文舘)

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