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2015年5月28日 (木)

団塊世代トップランナの2女性を支えた「志」  こころの声を「聴く力」(2)

このところTV放送の表現に関する議論が盛んになされるようになりました。今回は、TV社会の中を生き抜いてきたお二人(脚本家・内館牧子さんと参考文献の著者・山根基世さん)が、「志」をよりどころにして、難しい局面を乗り越えてきた事例を紹介します。表現者としての役割を背負っている人たちには、参考になるかも…。

「私をもっとうまく使ってよ!」の心の叫びは上司に届かない
内館さんはOL時代(キャリア13年)、「私をもっとうまく使ってよ!」と叫びたい思いがあったそうです。そこからOL以外の道を探り始め、40歳で脚本家としてスタートしました。『ひらり』『義務と演技』『塀の中の中学校』など時代を画す作品があり、女性初の横綱審議会委員として活躍されてきました。その彼女の思いは…。

内館牧子さん流の「志」のあり方
脚本家としては、一人でもたくさんの人、大勢の人に見てもらいたい。視聴率の高い番組を作りたい。だけど、自分の中にはある「志」がある。その志をどう貫くのか、どこまで譲れるのか、ここからは絶対譲れないという線をどこに引くかっていうのが、ものすごく難しいけど一番面白いと、内館さんは語られています。

山根さんは、あることをきっかけに「お仕事」が「人生」の一部になった
NHK入局20年ころに彼女は大きな壁にぶつかりました。それは、「働く女性」という番組を担当したときのことで、言いたいこと、伝えたい思いが溢れ、主体性をもちはじめたのですが、目の前にそれを遮る壁が立ち塞がりました。結局この番組で彼女の思いは何一つ通らず、自分を支配しようとする力に抗う苦しい日々が続きました。

山根さんの中に「志」というものが生じた瞬間
その後、山根さんは「これは私一人の体験ではない、今の日本で、働きつづけて何かを主体的にやろうとした女性なら誰でも一度はぶつかったはずの壁、わたしと同じ思いをした人は大勢いるはずだ」と思い直しました。そして、そういう人たちの思いを伝えるのも放送の役割ではないかと、気づいたそうです。

「志」は自分自身を救ってくれる
そして、そうやって放送人としての志をはじめて持ったとき、つくづく感じました。志というのは、世のため、人のため、と思われがちですけど、実はそれだけじゃない。志を持って生きはじめたとき、何よりも自分自身が救われるし、楽になれるんです。少なくとも私の中に芽生えた志は、私を救ってくれました。

※:『こころの声を「聴く力」』(山根基世著/潮出版社)

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