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2015年6月18日 (木)

幼少期の祖父母同居体験が老後に生きる!?  逆境に弱い人、強い人(3)

1989年当時のギャラップの家族関係調査があります。「通常、祖父や祖母にどのくらい会っているか」の質問に、「会っていない」のは1%で、「毎日」という人が5%もいました。多いのは週に1回以上(18%)、月に1回以上(21%)、年に数回(24%)でした。核家族化が異常に進行してしまった昨今の日本では考えにくい数値ですね。

老人施設で元気な人とそうでない人には何か因果関係が
ハーバード大学のランガーが、ボストンの老人関連施設で行った調査があります。高齢になっても大変元気な人もいれば、元気がなくなる人もいる。どうしてそういう違いが出るかを調べました。ランガーは、その違いが生い立ち(特に家族関係)にあるのではないかとの次のような仮説を立てました。

自分が子どもだった頃、周囲に高齢者がいた・いない
「小さい頃からずっとおじいちゃん、おばあちゃんと暮らしている人は、高齢者になっても元気。ケアしてくれる人を困らせたりしない。しかし、小さい頃に祖父母と一緒に住んでいなくて、13歳とかのある期間から高齢者と一緒に住みだした人は、高齢になってからブツブツ文句を言ったり、元気がなくなったりする」。

小さい頃は偉く見える。ところが中学生になると…
中学生など生意気盛りの、まだ人生もわかっていない時期に、たまたま高齢者と一緒に住みだすと、ばかにする。荷物も自分のほうがずっと重いものを持てる。歩くのも速い。何をやっても自分のほうができるので、高齢者を尊敬しない。だから…と考えたのだが、実際に調査をしてみると、そのとおりでした。

高齢者との接し方が老齢期の自己への肯定・否定を分ける
高齢者を尊敬していきて、高齢であることを肯定的に解釈している人は、自分が高齢者になっても、決して自己蔑視はしない。だから、元気でいられる。ところが、自分が反抗期なり、小さいころに高齢者をばかにしたことがある人は、自分がその当事者になると自己蔑視をする。それで不機嫌になり、元気もなくなるということです。

儒教の国で高齢者の豊かな表情が多いのは・・・
結局のところ、人間に影響を与えているのは「事実」ではなく、事実に対する「解釈」なのですね。元気か、元気でないかを決めるのは、高齢者になったという事実ではなく、高齢を肯定的に解釈するか、否定的に解釈するということになります。儒教の国といわれるお隣の韓国では、お年寄りの笑顔をよくお見受けしますが納得です。

参考文献:『逆境に弱い人、逆境に強い人』(加藤諦三著/大和書房)

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