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2015年6月14日 (日)

「いい人」をやめると楽になる  逆境に弱い人、強い人(2)

だいぶ以前に読んだ曽野綾子さんの著書に『「いい人」をやめると楽になる』がありました。今回のお話は、その内容に限りなく近いと思います。頼まれたことをお断りするのはとても勇気がいることです。筆者自身もどちらかというとそのタイプでしたが、人生の目標が明確になった辺りから“断る勇気”が持てるようになりました。

なぜ多くの人は「Iam not like that.」と言えない
アメリカの心理学者シーベリーが全米をくまなく回って、悩んでいる人の話を聞き、その共通性を調べました。その彼が発見した‶悩んでいる人〟の共通点とは、「この一言が言えなかった」ということでした。どういう一言かというと、
「Iam not like that.」(私はそういう人間ではありません)」なのでした。

頼みやすい良い人になってしまうと期待感がさらに膨らむ
たとえていえば、白鳥が良い声で鳴くことはありません。もし、良い声で鳴くことを期待するなら、小夜鳴鳥(ナイチンゲール)に期待すればいいわけです。しかし、白鳥はきれいだから、白鳥を見ると、みんなはつい(白鳥にとってはいい迷惑でしかないのですが…)良い声で鳴くことを期待してしまいます。

どうして自分を犠牲にしてまで期待に応えようとするのか
悩んでいる人は、この白鳥なのだとシーベリーは指摘しています。良い声で鳴くことを期待されたけれど「私は白鳥ですから、それはできません」と言えなくて、小夜鳴鳥のようになろうとしてしまいます。これが‶悩んでいる人〟の共通点なのだと。そして、この一言が言えないばかりに、ついには自分を見失ってしまうのだと。

自分が自分自身に期待しすぎることも己を見失わせる
これは『変化の原理(※)』という古い本に出てくるお話です。修士号取得を目指す優秀な学生がいましたが、彼はうまく論文を書くことができないでいました。彼の問題点をある程度把握していた指導教官は、課題解決のための一つのアイデアを思い付きます。そして、彼に次のような課題を与えました。

論文がうまく書けない学生が指導教官から学んだこと
指導教官は、彼には不本意なC評価程度の論文と、自分が思う通りの論文を次の面接時に提出するように求めました。次の面接時に学生は、不本意な論文は2時間で書け、「自分の」は週末一杯かかったと報告しました。そして論文が返されると、「自分の」論文はC評価で、不本意な2時間でまとめた論文がBプラスと評価されていました。

参考文献:『逆境に弱い人、逆境に強い人』(加藤諦三著/大和書房)
※:『変化の原理』ポール・ワツラウィック&ジョン・H・うウィーランド&リチャード・フィッシュ共著/法政大学出版局)

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