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2015年6月21日 (日)

成長動機と欠乏動機どちらが大切か  逆境に弱い人、強い人(4)

研修でアブラハム・マズローの「欲求5段階説」を取り上げることがあります。先日もジョン・ネズビッツとパトリシア・アバディーンの共著『サクセストレンド』に紹介されている、「働き手は仕事の何を最も大切だと考えているか」のアンケート結果を、この「欲求5段階」にあてはめて解説しましたが、とてもよい反応がありました。

成長動機とは自己実現(欲求の最上位である5段階目)への欲求
ちなみに欲求の5段階は上述の下の4段階目が「承認の欲求(または自我の欲求とも)」、3段階目が「帰属・愛の欲求」、2段階目が「安全の欲求」、1段階目が「生理的欲求」でしたね。成長動機で生きた人は、リスクを背負って生きたのですから、成功しても失敗しても満足しています。ですから、仮に失敗しても絶望することはありません。

財産も成功も手に入らなくても幸せな未来が待っていることもある
フランクルは「『成功と絶望』とは矛盾しない」と言いました。「成功すれば賞賛を得るだろうが、それで必ずしも人は幸せになれるものではない。成功で幸せになれる人は自分に絶望していない人である。成功は社会的には素晴しいことだが、社会的に素晴しいことで人は幸せになれるものではない」と。

欲求の段階の中位以下(1~3段階)が欠乏動機に該当
これに対し、欠乏動機とは、愛情欲求その他(主に3段階目)、基本的欲求(1・2段階目)を満たそうとすることです。欠乏動機で生きた人は、外側から見ると輝いて見えても、後悔していることがあります。「もし、しようと思ったことを一つでもしていたら、私の人生も違っていただろう」という悔恨などです。

2つの幸福論「トップダウン・セオリー」と「ボトムアップ・セオリー」
トップダウン・セオリーは「その人のパーソナリティーによって幸・不幸は決まる」という考え。これに対し、ボトムアップ・セオリーは「環境によって決まる」というもので、「給料が上がった」、「たまたま買った株が上がった」とか、いろいろな良いことがあると幸せを感じます。反対に、嫌なことがあったら不幸だと思います。

「トップダウン・セオリー」の方が幸せになれる!?
マズローは、自己実現している人の考え方の特徴は「in sprite of」(にもかかわらず)にあると指摘し、「心にこんな嫌なことがある。にもかかわらず、私はハッピーだ」と言えるのだと。自己実現している人は、人によく思われるためにいろいろなことをやっているわけではなく、自分がやりたいこと、やるべきことをやっているとのことです。

参考文献:『逆境に弱い人、逆境に強い人』(加藤諦三著/大和書房)

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