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2015年6月11日 (木)

逆境に立ち向かったサンゴと負けたネズミ  逆境に弱い人、強い人(1)

世の中には逆境に弱い人と、強い人がいます。そして、逆境に強い人が人生の成功者として順調に階段を昇って行くと考えられています。私たちの周囲にもそうした事例は枚挙にいとまがありません。では、その違いは何によってもたらされるのでしょうか。そのあたりを、4回のシリーズで追ってみたいと思います。

ストレスや苦難が、輝くような美しいサンゴを生み出す
ニューギニアとオーストラリアの間に、グレート・バリア・リーフという大きなサンゴ礁が横たわっています。このサンゴ礁の内側は穏やかな海で、外側は荒海です。そして内側のサンゴは生存競争がないため急速に死にますが、荒い波に洗われているサンゴは海と死闘を繰り返し、成長し、繁殖し、輝くような美しさになります。

生存競争がないと、「ホーホケキョ」と鳴かなくなる
国立科学博物館のハワイのウグイスに関する研究が2015年の5月に新聞報道されました。ハワイには80年ほど前に日本から持ち込まれたウグイスが野生化し生息していますが、このさえずりが周波数の変化が乏しく、さえずりを構成する音の数が少ないなど、単純な構造(ホーホーとしか聞こえない)だとわかりました。

日本の島に住むウグイスはハワイと同じように鳴く
小鳥の雄は、なわばりを張りライバル雄を排除したり、つがい相手の雌を誘引したりする目的で春から夏の繁殖期にさえずります。一般に、複雑なさえずりは雄間競争や雌の誘引で有利にはたらきます。しかし、ハワイは温暖で季節移動の心配がなく、競争も少ないため美しい鳴き声を保持する必要がなく退化したのだと…。

逆境にさらされ過ぎると生命力が奪われてしまう
『心の「とらわれ」にサヨナラする心理学』よりの引用ですが、冷たい水に入れられたネズミは、40時間から60時間の間、何ら苦にすることなく泳ぎ続けます。ところが、水にいきなり入れずに抵抗をやめるまで押さえていると、それまでと違ったことが起きました。そのネズミは泳がずに、すぐあきらめておぼれてしまいました。

「絶望は死に至る病」とキルケゴールは言いましたが・・・
ネズミが抵抗をやめた瞬間というのは、「ああ、駄目だ」と思った瞬間です。その瞬間を捉えて、パッと水に入れました。ネズミは何時間も泳ぐことができるスキルがあるにもかかわらず、30分も経たないくらいで力尽きてしまいます。高い能力があるのに、「自分は駄目だ」と思った瞬間、能力がストーンと落ちてしまうのですね。

参考文献:『逆境に弱い人、逆境に強い人』(加藤諦三著/大和書房)

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