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2015年9月10日 (木)

大企業の幹部にとって一番重要な仕事とは?  Googleに学ぶ(3)

前回「…2014年のグーグルに勝つことはできないけれど、使命とチームについての正しい答えがあれば、1999年のグーグルになることができる」を紹介しました。では、どうしてGoogleは15年の短期間で世界有数の大企業になりえたのでしょうか? その原動力が採用・面接にあったというのが参考文献の著者の考え方です。

幹部に一番大事な仕事は「会議に出ること」ではなく「採用」
大企業の幹部に「あなたの仕事のうち一番重要なものは?」と尋ねると、ほとんどの人が反射的に「会議に出ること」と答えるそうです。さらにしつこく、「いやいや、一番退屈なものではなく、一番重要なもの」と聞くと、ビジネススクールで学んだ経営の基本を並べ立てることになります。

MBAの模範解答ではGoogleのような成長企業は育てられない
いわく、「すぐれた戦略を立て、事業機会をとらえてシナジーを生み出し、競争が一段と激化する市場でも着実に業績を向上させること」といった具合。同じ質問を一流のスポーツチームのコーチやゼネラルマネージャーにしたらどうでしょうか? 彼らも会議にたくさん時間を割きますが、答えは異なります。

戦略だけでは、優れた人材のいるチームには勝てない
一番重要な仕事は「最高のプレイヤーをドラフトで獲得するか、スカウトするか、あるいはトレードで持ってくること」と答えるでしょう。優秀なコーチは、どれだけ優れた戦略を立てても、優れた人材の代わりにはならないことをよくわかっているからです。それはスポーツだけでなく、ビジネスでも同じなのです。

Google創業者の真剣な面接姿勢は候補者たちを錯覚させた
ですから、経営者の場合、「あなたの仕事のうち一番重要なものは?」という問いへの正解は「採用」なのです。ある日、のちの幹部社員を面接していたセルゲイ(創業者の一人)があまり真剣なため、候補者は自分が期待されていると錯覚しました。しかし入社してみると、すべての面接が同じように行われていたのでした。

なぜか、多くの企業幹部は採用活動から遠ざかってしまう
そんなことは当たり前と思うかもしれません。しかし、たいていの企業幹部は自身もおなじみの採用プロセス(履歴書、電話によるスクリーニング、面接に次ぐ面接、オファー、交渉に次ぐ交渉、そしてオファーの受諾)を踏んで採用されたにもかかわらず、入社した途端に他人の採用には一切かかわろうとしなくってしまいます。

参考文献:『How Google Works』(エリック・シュミット&ジョナサン・ローゼンバーグ&アラン・イーグル共著/日本経済新聞出版社)

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