赤を身につけるとなぜもてるのか? 非言語情報と五感(1)
本ブログでは「赤」をテーマに2014.1.05から7回シリーズや2012.07.26「赤い色の不思議」)※を書いてきました。その閲覧数が多いことから赤色の魅力を強く認識していたのですが、それを先日実体験しました。打ち合わせの後に都立中央図書館(広尾)に立ち寄ると、新刊コーナーの真っ赤な本が目に飛び込んできたのです。
本のタイトルはそのものズバリ! 『赤を身につけるとなぜもてるのか?』でした。さっそく手に取ると、内容はかなり艶っぽいお話が多く、当ブログには馴染まないのでパスしようかと思いましたが、それぞれの章のまとめが見事にキマッテいたので、その一部を紹介(前述の理由で一部カットのケースも)させていただきます。
研究1:男性にある女性(A)の写真を見せると・・・
→背景やシャツの色が赤色の写真を見せられた人は、他の色の写真を見せられた人よりも、Aを魅力的でセクシーだと判断した。
研究2:内容的に当ブログにふさわしくないと思われるので割愛。
研究3:レストランのウェイトレスが客からもらうチップの金額を調べると・・・
→男性客は、赤いTシャツを着たウェイトレスに、他の色のウェイトレスよりも多額のチップを渡した。
→女性客には、そうした傾向はみられなかった。
研究4:女性にある男性(A)の写真を見せると・・・
→背景が赤色の写真を見せられた人は、他の色の写真を見せられた人よりも、Aを魅力的でセクシーと感じた。
→背景でなく、シャツの色で実験してみても、赤には同様の効果があった。
→女性は、赤いシャツを着た男性のほうが地位が高く、将来成功する可能性も高いと判断した。
【結論】
・男性は「赤い」女性を見ると、その人をセクシーだと感じる。
・赤の効果は、平均レベルのルックスの女性において最も顕著に見られる。
・赤に引きつけられる男性の反応は、実際の行動にもあらわれる。
・女性もまた、「赤い」男性を魅力的でセクシーだと感じる。
参考文献:『赤を身につけるとなぜもてるのか?』(タルマ・ローベル著/文藝春秋)
2014.10.5 「1960年の米国大統領選挙で言語情報を非言語情報が凌駕した!?」
※ http://leaf-wrapping-lw.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/1960-d5f1.html
2012.7.26「赤い色の不思議 どうして異性の赤い服装に惹かれるのか【服装③】」
※ http://leaf-wrapping-lw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-1c92.html
2011.5.14色彩③「頭にパッと浮かぶ〝赤〟」
※ http://leaf-wrapping-lw.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/58-49fb.html
ホームページ https://www.leafwrapping.com/
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