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2015年11月19日 (木)

プレゼンのスライドとなるスケッチの描き方  緑のプレゼンテクニック(2)

本ブログではプレゼンを何回か取り上げてきましたが(右欄INDEX参照)、ジョブズ氏や孫正義氏の回では、あまりスライドに頼らない方がよいと書きました。しかし、ケースによってはビジュアルが決定的な意味を持つことがあります。そうしたプレゼン資料の作成について、緑のプレゼンテクニックは多くの啓示を与えてくれます。

スケッチの基本 「すぐにペンを持たない」
スケッチを描く場合、すぐにペンを持つのではなく、常日ごろからの生活にスケッチがうまくなる基本的な行動、所作、信条などを、どれだけ取り入れられているかが課題です。何事も基本が大切で、やみくもにスケッチを描くのではなく、常に社会をみつめ、文化にふれ、人と交流することにより、スケッチを描くための基本的な知識とセンスが備わります。

スケッチを描く準備 その1「常日ごろから心がけること」
常日ごろから心がけることは、よい空間・人間とふれあうことです。庭園、公園、建築、名勝、古刹から風光明媚な景観、ならびに絵画、彫刻、工芸などにふれ、そして芸術家、デザイナー、エンジニア、学者、文筆作家などと交流を深め、語り合うことです。感性が磨かれ、知らぬ間にスケッチを描く勘所が身につきます。

スケッチを描く準備 その2「大地の眼差しを捉える」
スケッチを描く空間は、手つかずの原生的自然、里山の代表される二次的自然、造成された人工空間、そして草地が回復しつつある半自然空間と多様です。このような空間をスケッチする場合、大地の眼差しを注視しなければなりません。

潜在自然植生は何か? 陽射し、通風はどうか? 水脈はどうか? 土壌は植物に合っているか? 棲む生き物は何か? 10年後の周辺の土地利用はどうなるのか? 地域住民の年齢層は? こうした設計条件が大地の眼差しです。それを予想して素材を選び、生長、エイジング、場の使われ方などを考え、10年・20年・100年後の空間を描くのです。

スケッチを描く準備 その3「ニーズの把握」
スケッチのニーズは日々、高度化・多様化しています。社会動向はどうか、ファッションの変化はどうか、ベストセラーは何か。今日では環境問題が注目されています。何よりも大切なのは常にスケッチを学び、描くことを生業とするランドスケープアーキテクト、造園家の要望、そして利用者の声を聞くことです。

参考文献:『緑のプレゼンテクニック』(柳原寿夫&中橋文夫著/学芸出版社)

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