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2015年11月26日 (木)

スライド作成に必要な 虫の目・魚の目・鳥の目  緑のプレゼンテクニック(4)

ものを捉える視点として「虫の目」「鳥の目「魚の目」」が喩えとしてよく取り上げられます。今回の「緑のプレゼンテクニック」を書いていて感じたのは、大自然が対象ということもありますがこの3つの視点の大切さでした。プレゼン資料を作成するに際して、大事なポイントでもありますので、ここでおさらいをしておきます。

意外と知られていない「魚の目」が未来を見通す
「虫の目」とは、身近なものを正確に観察する視点。「鳥の目」は、一段高い位置から物事を概観する視点。これらに対して「魚の目」は、時間や空気の流れを読む視点といえます。大きな流れを感じながら未来を見通すのが「魚の目」と解説する方もいらっしゃいます。この3つの視点を併せ持つことで、物事はうまく運ぶことが多いのです。

参考資料で「虫の目・鳥の目・魚の目」が明確に対比された箇所 
これからのスケッチでは、二つの視点が求められるそうです。造園スケッチにおいては、単にアイレベル(虫の目)の完成予想図を描くばかりでなく、人間・空間・時間を的確に捉えた技術(鳥の目)、すなわち、造園空間が成長するプロセスを理解した上での筆さばき(魚の目)が求められます。

大自然に抱かれた社寺、鑑賞主体の庭園、人工的な都市公園ではそれぞれの空間の位置づけ、コンセプト、管理形態が異なることから、タッチはおのずと異なります。ここを(「虫の目」「魚の目」で)描き分けなければならないのです。ランドスケープデザインでは、鳥になった気分で俯瞰(鳥の目)するように描く技術が求められます。

大地の眼差しを捉えるのは、流れを読む「魚の目」
スケッチを描く空間は、手つかずの原生的自然、里山の代表される二次的自然、造成された人工空間、そして草地が回復しつつある半自然空間と多様です。
潜在自然植生は何か? 陽射し、通風はどうか? 水脈はどうか? 土壌は植物に合っているか? 棲む生き物は何か? 10年後の周辺の土地利用はどうなるのか? 地域住民の年齢層は? こうした設計条件が大地の眼差し(魚の目)です。

ニーズは日々変化するので、その把握には「3つの目」が
スケッチのニーズは日々、高度化・多様化しています。社会動向はどうか、ファッションの変化はどうか、ベストセラーは何か。今日では環境問題が注目されています。何よりも大切なのは常にスケッチを学び、描くことを生業とするランドスケープアーキテクト、造園家の要望、そして利用者の声を聞くことです。

参考文献:『『緑のプレゼンテクニック』(柳原寿夫&中橋文夫著/学芸出版社)

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