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2016年1月28日 (木)

「クリエイティブなアイデアを出す」IDEOのブレーンストーミング

『Diamond Harvard Business Review』に学ぶ (December 2015)抜粋(1)
今回も前2回同様、早稲田大学ビジネススクール准教授入山章栄准教授の「世界標準の経営理論」ですが、一号遡ってアイデア創出法として広く知られるブレーンストーミングを取り上げます。ブレーンストーミングについてはその効果に対して評価が分かれるところがありますが、入山准教授はケースバイケースと解説されています。

「クリエイティブなアイデアを出す」代表例は、米デザイン企業のIDEO
IDEOは1991年に3つの既存デザインファームの合併によって創設された米国カリフォルニア州に本拠を置くデザインコンサルタント会社で、Appleの最初のマウスをデザインしたことで知られています。入山准教授の指摘は、IDEOと他の企業では、チームメンバー間での知識共有レベルが異なるため、ブレストの成果も違うのだと。

ブレーンストーミグ(以下ブレスト)のおさらい(参考資料より)
IDEOのブレストの有名な7つのルール
(1) トピックに忠実であれ(Stay Focused on Topic)
(2) ぶっ飛んで良し(Encourage Wild Ideas)
(3) すぐに判断・否定するなかれ(Defer Judgement)
(4) 会話は一人ずつ(One Conversation at a Time)
(5) 質より量を(Go for Quantity)
(6) 描け、視覚的であれ(Be Visual)
(7) 他者のアイデアに乗っかれ(Build on the Ideas Others)

このルールはブレストで何度も繰り返され、同社組織に広く深く浸透している
IDEOでは、社内で直接顔を突き合わせてのブレーンストーミングが重視されています。さまざまな製品・サービスの案件を手掛けているデザイナーが、定期的にメンバーを入れ替えながら集まり、自分が抱えている案件とその課題についてプレゼンし、他のデザイナーがその解決のために、さまざまなアイデアを投げかけます。

しかし、これまでの経営学の研究で「ブレストは、アイデアを出すうえで効率が悪い」こともわかっています。たとえば10人の集団でブレストを通じてアイデアを出すのと、10人それぞれが個別にアイデアを出し後でそれを足し合わせるのでは、アイデアの量も質も後者の方が高いことが、多くの実証研究で示されているからです(以下次号)。

●ブレストについては本ブログで下記の通り何回か取り上げています。
ブレーンストーミング(ブレスト)の誕生秘話  相乗(シナジー)効果を考える(7)から4回連載 http://leaf-wrapping-lw.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-ef8c.html

参考文献:前出の通り。

ホームページ https://www.leafwrapping.com/

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