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2016年4月 7日 (木)

あなたらしいリーダーシップを育む  『リーダーシップの哲学』より(5)

このシリーズの第1回目(3月24日)に良品計画・松井忠三氏の階層別リーダーシップ
論を紹介しました。ブログ読者からとても分かりやすいと好評を得ましたので、シリーズの締めくくりは、リーダーシップとマネジメントの違いを参考文献の著者(一條和生氏)の言葉で解説します(こちらもとても分かりやすい)。

機能の違い「内部複雑性の増大」への対応がマネジメント
「外部環境変化」への対応がリーダーシップ

両者が両輪となって組織の持続的な成長が実現します。両方が必要なのです。「either or」ではなく「both」なのです。マネジメントとリーダーシップは両立しないといけません。したがって、単にマネジメントだけを行うマネジャーは望ましくないのです。リーダーシップを自覚したマネジャーが求められます。

マネジメントとリーダーシップは相互に補完的
つまり、マネジャーとして自ら業務を担当する中で、常に外部環境の変化に注目し、必要とあれば業務改革の先頭に立つ。それがリーダーシップを自覚したマネジャーのあるべき姿なのです。
だからこそ、マネジメントとリーダーシップの機能の違いをしっかりと理解しないといけません。そして、組織で働く人々がマネジメントとリーダーシップを発揮し続けられるように、人材育成に励まなければなりません。人材育成こそ、組織の持続的な成長を危うくする属人性への最も有効な対抗措置だからなのです。

組織階層と結びついた概念がマネジメント、無縁なのがリーダーシップ
機能以外に理解しておかないといけない、マネジメントとリーダーシップに関するもう一つ大きな違いがあります。それは、マネジメントが組織階層と結びついた概念であるのに対して、リーダーシップは組織階層とは一切、無縁の概念であることです。

わかりやすく言うならば、新入社員は入社してすぐにはマネジャーになれませんが、リーダーになることはできます。たとえ小さなことであっても、現状維持を許さないチャレンジに進んで直面し、その中で何を変えるかにあたって他者の先頭に立ったとき、その人はリーダーシップを発揮したといえるのです。

●先に紹介した良品計画・松井忠三氏は、新入社員にはさほどリーダーシップは求められないと断りながら、新入社員時代の経験が松井流リーダーシップを萌芽させたと回想されています。新入社員時代の仕事に対する取り組み姿勢がリーダーシップにも、その後のマネジメントにも色濃く反映されるように思われます。

参考文献:『リーダーシップの哲学』~12人の経営者に学ぶリーダーの育ち方~(一條和生著/東洋経済新報社)

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