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2016年4月 3日 (日)

リーダーは変化を認知すること  『リーダーシップの哲学』より(4)

本ブログは、新入社員フォローアップ研修④「変化の痛みに耐える勇気(*1)」で「目標を実現できない人」の3つの特徴を(1)広い人脈を持っている人、(2)知識や経験を豊富に持っている人、(3)自分のこれまでの実績に自信のある人 と書きました。しかし、その前に変化を認知できないと対応のしようがないのですね。

日本マイクロソフト代表執行役員の樋口泰行氏のリーダー論
今日のように変化が激しい時代では、ソニーやシャープでなくても、常に変革が求められます。したがって、リーダーに必要なのは、変化を認知することです。自分自身が感じ取れるだけでなく、組織全体がセンサーとして変化の必要性を感知して、悪い情報も含めて、リーダーに情報が速やかに伝わる健全なる文化を作っておかなくてはなりません。

リーダーには会社や社員を愛する気持ちが問われる
そこが病んでくると、遅かれ早かれ、企業はダメになっていきます。リーダーには、市場や環境の変化に応じて自ら変革しようという強い意志も必要です。私利私欲ではなく、会社や社員を愛する気持ちが問われます。本当にこの会社をよくしたいという気持ちが根本になければ、変革への思いは強いものにはなりえません。

経営にも通じるゴーギャンの問いかけ(ボストン美術館所蔵作品)
「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこに行くのか」
それに加えて、戦略性も大切です。会社の置かれている競合状態、ビジネスモデル、人材、自社の強み・弱みなどいろいろなものを総合して、どこから先に、どこまで行くのか、どんな順序で変革のプロセスを組み立てていくかを考えます。
変化を認識し、強い意志をもって変革し、推進していく。そうした人材を、日本はもっと増やしていくべきだと思います。

今回登場の樋口泰行氏は、松下電器産業(現パナソニック)~ボストンコンサルティングG~アップル~コンパックコンピュータ勤務を経て、2003年日本ヒューレット・パッカード社長。05年経営再建中のダイエーの社長に就任。07年マイクロソフト代表出向役兼COOを経て、08年より現職という極めて多彩な経歴の持ち主です。

●多彩な経歴の持ち主だけに、説得力があります。本稿の冒頭に登場したシャープの行く末が気になります。また、資金繰りのためにドル箱部門を切り離さざるをえなくなった東芝も厳しい再建の道を歩むことになるでしょう。樋口氏の指摘する変化への対応遅というツケは、企業に大きな代償を払わせることになります。

参考文献:『リーダーシップの哲学』~12人の経営者に学ぶリーダーの育ち方~(一條和生著/東洋経済新報社)
*1:変化の痛みに耐える勇気 新入社員フォローアップ研修4
http://leaf-wrapping-lw.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-e335.html

ホームページ https://www.leafwrapping.com/

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