不幸な子どもたちの記事に心を痛める2016年の「子どもの日」に
今日は「子どもの日」ですが、最近は、不幸な子どもの記事を目にすることが多く心が痛みます。原因分析は専門家に委ねるとして、周囲にいる大人の一人としてこの現状をどう受け止めるかを考えることがよくあります。そんな思いが届いたのでしょうか、あるとき、図書館のリサイクルコーナーで今回ご紹介する詩に出会いました。
「子は親の鏡」(ドロシー・ロー・ノルト)
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもは不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋さんになる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
ドロシー・ロー・ノルト(アメリカの家庭関係の研究者)が「子は親の鏡」を書いた1950年代のアメリカは、子どもを厳しく叱ることが親の役目だと思われていた時代で、子育てで大切なのは、子どもを導くことなのだと考える人はあまりいませんでした。そこでドロシーは、子どもは親を手本として育つとの自説をこの詩で表現したのです。
参考資料:『子どもが育つ魔法の言葉』(ドロシー・ロー・ノルト著/PHP研究所)
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