ズバリ解決‼ 企画実現のための社内調整お悩み相談室(2)組織内調整編
前回の【お悩み】は、「部門横断のプロモーションがうまくいかない」「デザイナーとうまく意思疎通が図れない」「各店舗に新しい販促企画を浸透させるのが難しい」「商品のイメージ変更がうまくいかない」でした。さて今回は、上司・部下・トップとの関係での困りごとです。どちらの組織にもありそうな【お悩み】ばかりです。
【お悩み】 上司が怒りっぽく、皆、委縮してしまい困っています。
上司への相談が遅れて企画が滞り、結果トラブルになることもあります(小売・営業企画部)。
→「上司を観察し、こだわりポイントを探る」「簡潔なメモを常に作って相談する」
解決の糸口:上司を観察して、こだわりポイントを洗い出そう
【お悩み】 企画について上司に許可を得るタイミングが難しくて困っています。
早い段階で企画の承諾をもらおうとすると、決められたことしかできないですし、〆切間近で話すと大幅な変更をしなければいけないことがあります(広告会社・営業担当)。 →「承認までの3ステップで報告を使い分ける」「上司はどのような視点でチェックするのかを理解する」 解決の糸口:途中段階の企画を細かく報告しよう。
【お悩み】 トップの思いついた企画を実現するのに困っています。
トップの意見ですから実現しなければいけませんが、要求事項が抽象的で漠然としていて苦労します(小売・企画担当)。 →「トップは〈目的〉を、担当は〈手段〉を考える」「企画は〈目的→手段→目的〉で伝える」
解決の糸口:トップから指示があったら、その場で予算とジャンプ度合いを確認。
【お悩み】 多くの人の承認が必要で企画が進まず困っています。
キーマンが多すぎて説得に時間がかかります。企画の承認を得るまでに多くの人のチェックが必要です。人によって言うことも違い、企画が思うように進まないのが悩みです(メーカー・宣伝担当)。 →「承認する側も、どこまで口を出していいか悩むもの」「〈この部分を見てください〉と承認をもらう部分を細分化する」
解決の糸口:何をチェックしてほしいのか、具体的に依頼しよう。
【お悩み】 他部門横断のプロモーションの実施で困っています。
会社の周年企画を担当していますが縦割り組織で意識の共有が難しく、依頼しても、なかなか返答がなく協力してもらえません(メーカー・周年事業担当者)。
→「他部門が協力しないホントの理由」「リーダーとして仕事を楽しむ雰囲気を出しているか」 解決の糸口:楽しそうに仕事をしていると人は自然と集まる。
※1:『販促会議~実際に提案された企画書・販促アイデア20事例&ノウハウ大公開!』(㈱宣伝会議『販促会議』編集部編集/宣伝会議)
ホームページ https://www.leafwrapping.com/
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