« 2度リストラされた会社(町工場)を再建  活躍する女性たちの群像(7)(ウーマン・オブ・ザ・イヤーの大賞受賞者紹介 Ⅴ) | トップページ | 逆境を乗り越えて人生を切り開く5つのルール  活躍する女性たちの群像(9)(ウーマン・オブ・ザ・イヤー2016年受賞者に聞く) »

2016年6月26日 (日)

日本初全寮制国際高校&ふるさと納税の仕掛け人 活躍する女性たちの群像(8)(ウーマン・オブ・ザ・イヤーの大賞受賞者紹介 Ⅵ)

2015年度 小林りん氏((学)インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢〈略称ISAK・全寮制〉代表理事)の大賞受賞理由
●海外から半数以上の留学生を受け入れる日本初全寮制国際高校を14年に開校
●資金ゼロで開始し、6年で100人近くから14億円の寄付を集め、学校設立を実現
●ふるさと納税で生徒の奨励金を確保するなど、地域を巻き込んだ学校運営に成功

日本で初めての全寮制インターナショナルスクール(ISAK)が軽井沢に開校
着想から実に7年の歳月を費やし、数多くの障害を乗り越えて開校を主導したのが、代表理事の小林さん。開校式には下村博文・文部科学大臣(当時)も参列。文科相が一私学の開校式に参列するのは極めて異例なこと。このことからも、日本の教育界に地殻変動を巻き起こす一助としてISAKへの期待の大きさが透けて見えるのだそうです。

さまざまな国籍や経済事情の生徒が多様性を認め合いながら成長できる学校
開校式に臨んだのは233人の志願者から約5倍の競争率を突破した1期生49人。学費は寮費を含め年350万円ですが返済不要の奨学金制度も準備されています。一流の教師陣が揃い、卒業時には世界の大学への入学・受験資格となる国際バカロレアを取得できる準備も進めており、教育関係者や父母から熱い視線を集めているとのこと。

2016年 須永珠代氏(トラストバンク代表取締役社長)の大賞受賞理由
●ふるさと納税ブームを牽引。地方行政を元気にし、日本に寄付文化を広めた

親子の何気ない対話からふるさと納税サイト『ふるさとチョイス』が生まれた
須永さんが帰郷時、父親から電気店での買い物を頼まれました。その折、ネットで買う方が安いよ!と言ったら、「それじゃダメだ。地元にお金が落ちないだろう」と。これが彼女にとっては目からウロコの発想で、「地域とシニアを元気にする」というテーマでブレスト仲間と話し合うと、「ふるさと納税」という言葉が出てきました。

着想後2ヵ月、起業5ヵ月後にサイトを開設
その手法は、いきなりほぼ全自治体のふるさと納税の情報を網羅してしまうという大胆なもの。その理由は、自治体に1件1件確認をとっていたら何年かかってもオープンできないと思ったからだそうです。
自治体のホームページを回り、ふるさと納税のお礼の品を調べまくり、サイトを完成させた後、全国1788の自治体に「公開しますが、問題があればお知らせください」とメールとFAXで連絡したところ、掲載を断られたのは数件だけでした。

参考文献:『日経WOMAN』(月刊誌/日経BP社)

ホームページ https://www.leafwrapping.com/

■研修、講演などのご依頼、ご相談は【プロフィール】(画面左顔写真下)の〈メール送信〉からお願いいたします。今回は「コーチング・リーダー研修」の話題から。


にほんブログ村


コーチング ブログランキングへ

|

« 2度リストラされた会社(町工場)を再建  活躍する女性たちの群像(7)(ウーマン・オブ・ザ・イヤーの大賞受賞者紹介 Ⅴ) | トップページ | 逆境を乗り越えて人生を切り開く5つのルール  活躍する女性たちの群像(9)(ウーマン・オブ・ザ・イヤー2016年受賞者に聞く) »

コーチング・リーダー研修」カテゴリの記事