« 出版(共著)のご紹介を兼ね、身近な素材(アメ)によるミニCS講座です | トップページ | あら探しをする⇔いいことを探す  認知再構成(2) »

2016年7月 7日 (木)

シニカルになる⇔率直で素直になる  認知再構成(1)

心理学には「認知再構成」という言葉があり、これはものごとを違った角度から捉える能力のことです。今回の参考文献(『Q・次の2つから生きたい人生を選びなさい~ハーバードの人生を変える授業Ⅱ~*』)は、さまざまなテーマを見事に認知再構成しています。その中から、ブログ筆者の研修素材となりそうな7例を取り上げます。

シニズム(冷笑主義)は、自分を傷つけないための防衛本能です。しかしこうした斜に構えた態度は、いいことよりも不利益を多く生んでいます。周りの人との間に溝を生むという高い代償を強いられるのです。率直で正直になるには相当な勇気が必要です。ガードを下げることによって、自分がもろく、傷つきやすくなります。

しかしこれはリスクを負う価値のあることです。そうすることで相手と親密になり、喜びが得られるのです。
皮肉や冷淡な態度は美しいものをありふれたものに変えますが、誠実さはありふれたものを美しいものへと変化させます。

アリストテレスは、歴史よりフィクションが大切だと言いました。なぜなら、歴史が物事のありのままを記述するのに対し、フィクションはものごとの可能性や理想を表現するものだからです。
ルネサンスは人類に可能性というビジョンをもたらすことにより、よりよい世界への道を開きました。
またベートーヴェンやジョージ・エリオットなどの優れたロマン派の芸術家たちによる作品は、人間の魂がどれほど高められるかという可能性を示しました。

映画は、現代で最も重要な芸術のひとつです。ヒットする映画には人間関係の可能性を描いてみせるものが多くあります。『めぐり逢えたら』と『カサブランカ』は純愛を、『ポリアンナ』と『我が家の楽園』は純粋なポジティブさを、『ペイ・フォワード 可能性の王国』と『いまを生きる』は妥協しない理想を描いています。

そうした映画を現実的ではない、理想論過ぎると嫌う人も大勢いますが、それ以上に多くの人がこれらの作品を楽しんでいます。それはみなが、映画の世界観に憧れ、映画にあるような人との触れ合いを切望する部分があるからです。皮肉屋を装う世慣れた人にも、本物や希望、心のつながりといったものを求める繊細な精神が脈打っています。

参考文献:『Q・次の2つから生きたい人生を選びなさい~ハーバードの人生を変える授業Ⅱ~』(タル・ベン・シャハ―著/大和書房)
*『ハーバードの人生を変える授業』は20⒑年11月刊で、今回の参考文献は2013年7月刊行(いずれも発行元は大和書房)

ホームページ https://www.leafwrapping.com/

■研修、講演などのご依頼、ご相談は【プロフィール】(画面左顔写真下)の〈メール送信〉からお願いいたします。今回は「コーチング・リーダー研修」の話題から。


にほんブログ村


コーチング ブログランキングへ

|

« 出版(共著)のご紹介を兼ね、身近な素材(アメ)によるミニCS講座です | トップページ | あら探しをする⇔いいことを探す  認知再構成(2) »

コーチング・リーダー研修」カテゴリの記事