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2016年7月10日 (日)

あら探しをする⇔いいことを探す  認知再構成(2)

「いかなる状況でも、ポジティブなことを探すゲームをしなさい。感情の95%は、物事をどんなふうに解釈するかで決まります」と、講演家のブライアン・トレーシーが言っているそうです。今回紹介するのは、感情コントロールで、落ちこぼれからハーバードで最も人気のある教授にまで上り詰めた参考文献の著者自らの体験談です。

著者(タル・ベン・シャハ―)の個人的な「ついてない」お話
――私は注意欠陥障害(ADD)です。常に落ち着きがなく、長い時間ひとつのことに集中するのが苦手です。ADDのせいで、勉強したり仕事をしたりすることが時々とても困難になります。私は11歳の頃からスカッシュのプロ選手になることを夢見ていましたが、キャリアをスタートさせようとした20歳のとき、けがをしてしまいます。

けがのせいで夢は破れ、私は精神的に打ちのめされました。また、私はイギリスのケンブリッジ大学の博士課程から脱落しました。同期で脱落したのは私だけでしたし、歴代においても脱落したのは私以外にほとんどいません。それは屈辱的な経験で、専門家として、また研究者としての1年間が無駄になりました。私は本当についていません

次は、違う見方で同じ事実の「ついている」お話 ――私は注意欠陥障害です。でも、じつはそれはいいことなのです。この障害のおかげで、私は好きなことに集中できます。夢中になれることしか気持ちが向かないのです。私は恵まれています。幸せを感じることだけをさせるメカニズムを体内に持っているのですから。

私は11歳の頃からスカッシュのプロ選手になることを夢見ていました。しかしプロとしてキャリアをスタートさせようとした20歳のとき、けがをしてしまいます。ケガのせいでプロになる夢は断たれました。でもその結果、大学に入学することになり、心理学に出会いました。それ以来、私は心理学に情熱を傾けています。

また、私はケンブリッジ大学の博士課程から脱落しました。同期はもちろん、歴代においても脱落者はほとんどいません。しかしこのおかげで、私は将来コンサルタントになる準備を始めることができました。高慢だった当時の自分が失敗したのは当然でした。そしてアジアに行って働き、人生最高の数年を過ごしました。私はついています

以上は同じ出来事を違った解釈で捉えたものです。前者が「あら探し」の、後者が「いいこと探し」の視点からのコメントです。ADDであったり夢をあきらめたり、大学院の中退はつらいことです。しかしながら、「いいこと探し」の視点で出来事を捉えれば、世界をまったく別の、よりよいものとして見ることができます。

参考文献:『Q・次の2つから生きたい人生を選びなさい~ハーバードの人生を変える授業Ⅱ~』(タル・ベン・シャハ―著/大和書房)

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