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2016年8月 1日 (月)

前日(7月31日)の参考資料:『プレッシャーなんてこわくない』より

今回のシリーズでは、参考文献に紹介された「22のプレッシャー解消法」に対して、『イチロー思考』から、もっとも近いと思われるイチロー選手の言葉を対応させました。しかし、参考文献『プレッシャーなんてこわくない』には、ストレスとプレッシャーに関する大切な記述がありますので、参考資料としてその概略を記すことにします。

ストレスとプレッシャーのちがい
「ストレスとプレッシャーのちがいは何ですか?」。私たち(参考文献著者)のセミナーやワークショップはこの質問で始まることが多い。
この質問がよく出されるのも当然で、ストレスとプレッシャーは多くの点で似通っている。
第一に、ほとんどの人は、ストレスもプレッシャーも不快なものだと思っている。パートナーは家族にもっとストレスをかけてくれと頼む人はあまりいないし、私たち(参考文献著者)のコンサルティング経験を通じても、もっと大きなプレッシャーのもとで仕事をしたいと言う人はいなかった。
2つ目の共通点は、どちらも自分自身と他者にとって有害な行動を引き起こすことだ。たとえば、感情を抑制できない、他社を批判する、道徳に反する行動をとるなどといったことである。
だからこそ、私たち(参考文献著者)はストレスとプレッシャーにうまく対処できる人を好ましく思い、自分もそうなりたいと思うのだ。
誰もがストレス管理のうまい上司のもとで働きたいと思い、肝心な時に目標を達成できる部下がおしいと思っている。そして、誰もがプレッシャーのもとで良い結果を出せるようになりたいと思っている。
そういうわけで、ストレスとプレッシャーを同一視するのは無理もない。学術的な論文を見ても、この2つはしばしば同じ意味の用語として誤って使われている。
しかし、ストレスとプレッシャーには決定的な違いがある。ウィンブルドンのマッチポイントやワールドカップのPK戦を思い出してほしい。
実況アナウンサーが「ストレスが大きくなってきた」と叫ぶのを聞いたことはないだろう。「プレッシャーがかかっている」というのがそういう場合の決まり文句だ。
誰もがストレスを感じ、誰もがプレッシャーを経験しているが、実のところ、両者のちがいを理解することが、いざというときに最善を尽くせるようになるための必要条件である。
2つを区別するために、まず、プレッシャーのかかる状況を「結果や成績が重要な意味を持つストレスの多い状況」と考えるようにしよう。
要するに、プレッシャーのかかる状況は、私たちの身体や思考の中でストレスのように感じられるが、それはストレスとは異なる。なぜなら、プレッシャーのかかる状況では私たちの成功や生存が危機にさらされているからだ。
先史時代の人間にとって、そのような状況は生死に関わるものだったが、現代人にもそれが当てはまる場合がある。(中略)
一方、ストレスの多い状況は、その時点では重農なものに感じられたり、生理的な兆候や症状を引き起こしたりする場合もあるが、よく考えると、私たちの成功や生存にたいしては、プレッシャーのかかる状況ほど重要ではないことがわかる。
このちがいがよくわかっていれば、目下の状況にもっとバランスよく対処することができ、不必要な心配や継続的な緊張などで精神をすり減らさずにすむ。このような不安や緊張があると、人は消耗し、集中力を失い、最高の結果を出すことができなくなる。

参考文献:『プレッシャーなんてこわくない~誰でも本番で勝てるメンタル強化術』(ヘンドリー・ウェイジンガー著/早川書房)

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