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2016年8月

2016年8月28日 (日)

パッケージ・サイズが消費に与える影響  感覚マーケティング(3)

既成概念が人の判断を狂わせることはよくありますが、なかなかそのことに理解を示さない人が多いこともたしかです。今回は、同じ量をスモールとミディアムに表現を分けると、食べる量が違い、食べた感覚は逆になるとう不思議なお話を紹介します。既成概念によって、私たちの食生活が大きく脅かされかねないのです。 

製品消費量に「スモール」「ラージ」の表示が影響を及ぼすか?
たとえば、ラージ・サイズのポップコーンを購入した場合、スモール・サイズのポップコーンを購入した場合に比べ、消費者はより多くの量を食べます。飲み物も同様で、32オンス(約900ミリリットル)入りの炭酸水を購入した場合は、20オンス(約670ミリリットル)入りの炭酸水を購入した場合に比べ、消費者は多くの量を飲みます。

同量でも「スモール」表記の方が「ミディアム」より量を少なく感じてしまう
パッケージのラベル表記が製品の消費に及ぼす効果を明らかにするための実験では、参加者にミックス・ナッツのパッケージを示し、中身が何グラムかと尋ねました。回答の平均値は、60個入りパッケージにミディアムと記されていると約64グラム、60個入りのパッケージにスモールと表記されていると51.78グラムとなりました。

だから同量でも「スモール」表記だと「ミディアム」よりたくさん食べてしまう
今度は、消費量についての実験です。実験参加者にパッケージに「ミディアム」「スモール」と書き分けた60個入りミックス・ナッツを渡し、実際に食べた量を比較してみました。すると、スモールと表記されている場合は平均約40グラムであったのに対し、ミディアムと表記されている場合は平均30グラムでした。

不思議なのは「スモール」「ミディアム」で知覚と実際の消費量が違うこと
次に、自分がどのくらいの量を食べたかを尋ねました。すると、スモールとされている場合は平均46.3グラム、ミディアムの場合は平均53.9グラムとなり、実際に食べた量と逆の傾向が見られたのです。ミディアムという表記を見ると、消費者はより多くの量を食べたと感じる一方で、実際に食べた量はむしろ少なくなるのです。

「罪なき大食い」現象はこのようにして起きていた!
人は(特にダイエットを意識していると)、自分自身の行動に対する罪悪感を覚えていないときほど、より多くのものを食べる傾向があります。スモール表記されたものを食べることは、まさに罪悪感を覚えにくい行為なのです。このためスモールを選択すると、実際にはかなりの量を食べていても、あまり食べてないと感じてしまうのです。

参考文献:『感覚マーケティング ~顧客の五感が買い物にどのような影響を与えるのか~』(アラドナ・クリシュナン/有斐閣)
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2016年8月25日 (木)

ポテトチップスの持つ2つの功罪とは?  感覚マーケティング(2)

次回の「パッケージ・サイズが消費に与える影響」の中に「罪なき大食い」現象という微妙な表現が出てまいります。原稿を書き上げた後に、マーケティング・リサーチのおさらいをしようと手にした本(※)で、前回取り上げたポテトチップスに関する罪の意識に出会いました。今回は急きょ、これを取り上げることにします。

ポテトチップスには、どのような文化的意味が含まれているだろうか?
参考文献の著者たちは、ポテトチップスのような特定の製品カテゴリーについて人々が何と発言しているのかを見つけ出そうとして、データマイニング(マイニングは採掘の意。ビッグデータ等から宝物を探し出すことで、現代のデータサイエンティストの多くはこの分野を担当するといわれる)のアプローチを利用することにしました。

利用したのは、データマイニングを行うことのできる無料のオンラインソフトウェアプログラムの1つソーシャルメンション(http://socialmention.comから利用することができる)で、これを使って、ポテトチップスとその文化的意味について調べるために、「ポテトチップス」というとても基本的な単語で検索を行いました。

ポテトチップスに関連する上位10個のキーワードとは?
集まったデータをクリーニングし予備処理を行うと、ポテトチップスに関連する上位10個のキーワード、レイズ(訳注:商品名)、食べ物、チップ、よい、甘い、ドリトス(訳注:商品名)、工場、仕事、賢い、そして価格が表示されました。また、「ポテトチップス」が毎分1回のペースでネット上で言及されていることもわかりました。

結果を解釈する。何が分かったか?
次に、参考文献の著者たちは、social mentionがオンライン空間で集めた定性的言及を調べました。もっとも最近集められた言及のほとんどはツイッター上にあり、ポテトチップスを日常的に食べる習慣や食べ過ぎ、とりわけ、一袋、もしくは袋の半分をどのように食べたかについて話しているものが数多くあることが分かりました。

ポテトチップスは、話題性に富んだ罪な食べ物
これらの発見を別レベルの定性的解釈に落とし込むと、このような罪悪感や自白は、ポテトチップスは健康に疑問符をつけ、罪悪感を導く罪な食べ物ですが、会話を引き出す可能性が大いにある食べ物であることもわかりました。ポテトチップスは、食べ物に関連する自白の話題において人気のトピックであるようなのです。

※参考文献:『消費者理解のための 定性的マーケティング・リサーチ』(ラッセル・ベルク&アイリーン・フィッシャー&ロバート・V・コジネッツ共著/碩学社)

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2016年8月21日 (日)

ポテトチップスで味覚の不思議を考える  感覚マーケティング(1)

『感覚マーケティング』という本があります。表紙が朱色(当ブログでも何回か取り上げましたが、赤は人の関心を惹きつけるのです)なので思わず手に取ったところ、これがなかなか面白い内容でした。身近な食材(ポテトチップスやナッツ)とか容器(コップ)から味覚と触覚について3例取り上げることにいたします。

ポテトチップスはどうしてあのサイズなのか?
ポテトチップスは多くの場合、一口で飲み込むにはやや大きすぎるサイズに作られています。これは、ポテトチップスを食べているときに、消費者に独特のサクサク感を味わってもらうためなのです。こうした音を聞くことにより、周囲にいる人がポテトチップスを食べたくなるだけでなく、食べている本人の味覚評価も高まります。

ヘッドフォンの操作で、サクサク感に違いを出すと・・・
このことを証明するために、ある工夫がなされたヘッドフォンを装着した状態でポテトチップスを食べてもらう実験が行われました。参加者は2つのグループに分けられ、一つのグループは、ポテトチップスをかみ砕くときの音がヘッドフォンにより低減され、もう一方のグループは逆に増幅されたのです。

ポテトチップスのメーカーは消費者心理を先取りしている!
その結果は、仮説を十二分に裏付けるもとなりました。噛む音がヘッドフォンによって増幅されたグループは、低減されたグループに比べ、ポテトチップスの鮮度やサクサク感を高く評価する傾向が明らかになったのです。ポテトチップスのメーカーは、すでにこうした傾向を理解し、活用しています。

製品説明がポテトチップスの味に変化をもたらすか?
別の実験では、「風味」「味わい」または[香り]「触感」のいずれかを製品説明に盛り込みました。前者は味覚のみに訴えかけ、後者は複合感覚に訴えかけました。その結果、「香り」「触感」という複合感覚型の訴求文を読んだ参加者は、「風味」「味わい」といった味覚のみの訴求文を読んだ参加者に比べ、味を高く評価したのです。

パッケージの表示でポテトチップスの消費量が変わるか?
ここで、2つのポテトチップスのパッケージを想像してください。一つには、トランス脂肪酸が含まれておらず、有機栽培の素材を使用していることが示されています。もう一方には、そうした表記がありません。表記以外がすべて同じだとしたら、多くの人は健康的な前者の方を好んで食べるだろう。この仮説もやはり正しかったのでした。

参考文献:『感覚マーケティング ~顧客の五感が買い物にどのような影響を与えるのか~』(アラドナ・クリシュナン/有斐閣)

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2016年8月18日 (木)

プレッシャー対処の10大要素  

IHHP(健康・潜在能力研究所)がある評価法(E1360)で、アメリカ陸軍・海軍、クレディ・スイス、ジョンソン&ジョンソンなど、世界25か国の組織や企業で働く人びと1万2256人を査定したところ、上位10%の人びとに特有の明確なパターン(10要素)があり、それがプレッシャーへの効果的対処を可能にしていることがわかりました。

プレッシャーのもとでのパフォーマンスと深く関係している10大要素
その要素とは以下のとおりですが、これらは統計的に見て、どれもパフォーマンスに対して高い相関を示しています。データ間の相関とは、データ同士の関連の深さをはかる尺度で、統計学で最もよく使われている尺度はピアソン相関です。これら10の要素のピアソン相関は0.405から0.519であり、統計的に見て有意と考えられます。

・批判に対してムキにならない
・プレッシャーを受けても平静でいられる
・失敗や挫折にうまく対処する
・不安、ストレス、怒り、恐怖を受け流しながら目標を追求する
・批判などのフィードバックを成長の糧とする
・前向きである
・ユーモアのセンスを失わない
・別の視点から考えようとする
・自分の行動が周囲に及ぼす影響を認識している
・うまくガス抜きできる

昇進する人に共通する3つの要素
前出の研究では、ハイプレッシャーな職場環境での昇進に関係する行動についても調査しました。その結果、昇進(ほとんどが1年以内での昇進)を予測する有効な手がかりとなる3つの行動が判明したのです。
・早まった判断をせずに人の話を聴く
・自分の感情を把握している
・過ちを率直に認めることができる

この研究による興味深い発見は、自分の行動やパフォーマンスに対する自己認識や自己評価が当てにならないことでした。自身のパフォーマンスをきわめて高く評価している一方で、上司からはきわめて低い評価を下されるという例が散見されたのです。つまり、自己評価とパフォーマンスとの相関がきわめて小さかったのです。

参考文献:『プレッシャーなんてこわくない~誰でも本番で勝てるメンタル強化術』(ヘンドリー・ウェイジンガー著/早川書房)

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2016年8月15日 (月)

前日(8月14日)の参考資料:「22のプレッシャー解消法」より

今回のシリーズでは、参考文献に紹介された「22のプレッシャー解消法」に対して、『イチロー思考』から、もっとも近いと思われるイチロー選手の言葉を対応させました。しかし、参考文献『プレッシャーなんてこわくない』の中にある解消法を紹介しないのはいただけませんので、参考資料としてその概略を記すことにします。

プレッシャー解消法(18) プレ・ルーティンを決める(一部紹介済み)
ある企業の広告担当部長はこんな話をしてくれた。「商談の10分前に自分のオフィスに入り、ドアを閉め、ブラインドを下ろしたら、さあ開始!――数分のあいだ、モハメド・アリになりきるんです。頭を小刻みに動かし、自分の主張を通すつもりでジャブを入れます。そして、蝶のように舞い、蜂のように刺している気分になったら、商談の準備は完了です。『よし行くぞ!』と自分に言い聞かせます」
この広告担当部長が使っているプレッシャー解消法(プレ・ルーティン)は、プロのスポーツ選手、俳優、音楽家のほとんどが使っている方法である。

プレッシャー解消法(19) 思考を減速させる
思考を減速させると、ストレスや不安によって作業記憶を圧迫されずに済むようになる。ストレスや不安は理解力や判断力を低下させ、結果として無益な反応を引き起こす。
1980年代、心理学者のミッキー・チーは、人びとがハイプレッシャーな状況で困難な問題解決に成功したり失敗する原因を調査した。彼女は、一連の基礎的な物理学の問題を、物理学の教授グループ、博士課程の大学院生グループ、学部生グループに出題した。学部生たちは物理学の一学期の課程を終了したばかりだった。
予想どおり、教授と大学院生の成績は学部生を上回っていた。意外だったのは、教授と大学院生が問題を解き始めるまでにかかった時間は学部生より長かったということだ。
鉛筆を用紙に走らせる前に、教授と大学院生はしばし間をとり、問題と基本原理について考えていたようだ。いったん問題を把握すると、彼らはすばやく正確に解答することができた。
一方の学部生たちは、よく考えずにいきなり問題に取りかかっていた。これによって、彼らはどうでもいい細かい点に気をとられるようになった。不正解の直接の原因の多くはそこにあった。彼らは作業記憶を圧迫されていたのである。
思考を「減速させる」癖をつけ、1分であろうと1日であろうと、自分に時間を与えよう。たとえば、重要な試験を受ける場合は、脇目もふらずに問題を解いたり小論文を書いたりせずに、落ちついて取りかかったほうがいい。2分かけて問題を検討し、小論文の要旨を考えるのだ。

プレッシャー解消法(20) 呼吸をととのえる
心拍、体温、呼吸などの身体機能は自律神経に制御されている。自律神経系に制御される機能は不随意であるために自覚されることはないが、そのような機能のなかで自分でコントロールできるものの一つが呼吸である。
不安を感じると呼吸が速く、浅くなる。意識的に呼吸のスピードを落として横隔膜呼吸をすれば、すぐに気持ちを落ちつけることができる。

プレッシャー解消法(21) 自分の出番を一番にする
サッカーのワールドカップやアイスホッケーリーグの研究によれば、PK戦では統計的に見て先行のチーム(または選手)が非常に有利であることがわかっている。選手への追跡調査のデータが裏づけているように、最初にシュートする選手が感じるプレッシャーは2番目の選手に比べて少ない。(中略)
自分が最初にやってしまえば、前の人のパフォーマンスを見ることで起こる雑念を持たずにすむ。あなたの作業記憶は目下の作業だけに集中することができるのだ。
また、最初にやってしまえば自分と他人を比較しなくてすむため、競争意識も小さくなり、他人を打ち負かそうとすることではなくベストを尽くすことに集中できるようになる。他人を打ち負かそう思っていると、パフォーマンスを悪化させてしまう場合が多い。
先行者になることはプレッシャーの軽減に役立つだけではない。勝負のかかっている状況では、自分の後に続く人びとに大きなプレッシャーをかけて優位に立つことができる。
ただし、この方法が使えるのは、慣れ親しんだ作業をするときにかぎられる。やりつけない作業では、先行者の作業を見ることで勝手がわかるなら、2番手にまわったほうが得策かもしれない。先行者のやり方を見て不安が軽減され、自信がわいてくるだろう。

プレッシャー解消法(22) 自分の気持ちを誰かに打ち明ける
さまざまな研究でわかっているように、つらい気持ちを分かち合う行為には不安とストレスを軽減する効果がある。自分の気持ちを人に話すと、それについてよく考えたり、プレッシャーのかかる状況を現実的に判断したりするきっかけになる。たいていの場合、話した相手は、状況を広い視野で見るための有益なヒントや方法を与えてくれるからだ。
目前に迫ったプレゼンテーション、締め切り、重要な商談などにプレッシャーを感じたら、友人や同僚、あるいは顧客や上司にその気持ちを伝えよう。(中略)
多くの研究でわかっているように、日記であれ独りごとであれ、感情を言語化する行為には不安やストレスやプレッシャーを軽減する効果がある。
プレッシャーを感じるのは不名誉なことではないが、感情を分かち合わずにいると、自分がプレッシャーに不名誉な思いをさせられることになる。

念のために言っておくが、以上の22のプレッシャー解消法はすべて短期的な戦略である。これらは「対症的な」解消法であり、目の前のプレッシャーを何とかしようというときに役立つものだ。長期的な解消法を身につけたければ、COTEの鎧を構築しなければならない。※Confidence(自信) Optimism(楽観的) Tenacity(ねばり強さ) Enthusiasm(熱意)

参考文献:『プレッシャーなんてこわくない~誰でも本番で勝てるメンタル強化術』(ヘンドリー・ウェイジンガー著/早川書房)

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2016年8月14日 (日)

プレ・ルーティンを決める他  イチロー選手のプレッシャー解消法(5)

ある企業の広告担当部長は、商談の10分前に自分のオフィスに入り、ドアを閉め、ブラインドを下ろして数分のあいだ、モハメド・アリになりきるんだそうです。頭を小刻みに動かし、自分の主張を通すつもりでジャブを入れます。そして、蝶のように舞い、蜂のように刺している気分になったら、商談の準備は完了なのだそうです。

プレッシャー解消法(18) プレ・ルーティンを決める
(イチロー選手流解消法):心の余裕を持って徐々に調子を上げていこう:テレビのインタビューで「シーズン開始のときの心構え」について聞かれて
「ゲームに対する感覚というのは実践でないと養われない。
いくらオープン戦で何試合もやったからといって、
シーズンとはまったく違うもので、場所も違う、雰囲気も違う、
相手の力もちょっと違ってくる。
それを春のキャンプですべて準備するというのは、僕の中では難しいんですよ。
それを4月一杯で何とかやり遂げる。
4月をそういう時期であるととらえていましたね」

プレッシャー解消法(19) 思考を減速させる
(イチロー選手流解消法):集中したかったらリラックスしよう:雑誌のインタビューで、オフの過ごし方について聞かれて
「オフのときにはなにも考えていないですよ。
できるだけ頭を空っぽにしようと思っています。
ただ、次の日にゲームがあるときは本当に空っぽにできないですね。
寝る時間のことを考えなければならなかったり、
それ以外にも考えなければならないことがあったりしますからね。
本当の空っぽの状態というのは次の日も試合がないときですね。
もちろん、移動も試合もない、そういう完全にオフの日の前夜、
これはもう空っぽです」

プレッシャー解消法(20) 呼吸をととのえる・・・該当例なし
プレッシャー解消法(21) 自分の出番を一番にする・・・該当例なし
プレッシャー解消法(22) 自分の気持ちを誰かに打ち明ける
(イチロー選手流解消法):瞬間リラックス法をマスターしよう
:雑誌のインタビューで、オフの過ごし方について聞かれて
「何も考えずにボーっと金魚を眺めていると、気持ちが落ち着くんです。
特に、イライラしているときにはリラックスできる」(金魚と会話してる…)

参考文献1:『プレッシャーなんてこわくない~誰でも本番で勝てるメンタル強化術』(ヘンドリー・ウェイジンガー著/早川書房)
参考文献2:『イチロー思考~孤高を貫き、成功をつかむ~』(児玉光雄著/東邦出版)

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2016年8月12日 (金)

前日(8月11日)の参考資料:「22のプレッシャー解消法」より

今回のシリーズでは、参考文献に紹介された「22のプレッシャー解消法」に対して、『イチロー思考』から、もっとも近いと思われるイチロー選手の言葉を対応させました。しかし、参考文献『プレッシャーなんてこわくない』の中にある解消法を紹介しないのはいただけませんので、参考資料としてその概略を記すことにします。

プレッシャー解消法(9) 五感に耳をすませる(一部紹介済み)
〈1〉呼吸を意識する。速いだろうか、遅いだろうか、安定しているだろうか? 快適な状態に墜ちつくまで、呼吸を意識し続けよう。
〈2〉何が見えるだろうか? 目の焦点はどこに合っているだろうか? 部屋を見渡してみよう。
〈3〉何が聞こえるだろうか? 目を閉じ、心の中の騒々しいおしゃべりも含めて、聞こえる音を言葉で表現してみよう。
〈1〉 一日に何度か、特にプレッシャーを感じているときに、以上のことを自分に問いかけてみよう。

プレッシャー解消法(10) 自分がコントロールできることに集中する
たとえば、面接の数分前になったら、自分の心に焦点を合わせよう。他にも志願者がたくさんいるとか、この服装で大丈夫だろうか、出身大学で差別されないだろうかなどと考えてはいけない。
ほかの志望者が面接で何を言うだろうかと心配するかわりに、会社につての情報を集め、自分が貢献できることについて話せるように準備しておこう。それはあなたがコントロールできる範囲内のことである。

プレッシャー解消法(11) 好きな歌を聴く
音楽を聴くと、不安がまぎれて仕事をうまくこなせるようになるようだ。選手に話を聞いてみると、音楽を聴くことで、シュートの方法など、ふだん無意識のうちにこなしている手順が気にならなくなり、観客に気を散らされることもなく、プレーに集中しやすくなるという。音楽を聴いていた選手はあまりくよくよ考えず、生理的な興奮をコントロールし続けることができた。
ただし、新しい仕事を覚えようとしているときには、音楽を聴いていると集中力が低下して能率が悪くなるかもしれない。音楽に気を取られた状態で数学の問題をしたり、新しい社内手続きをマスターしたりするのはむずかしい。

プレッシャー解消法(12) キーワードやイメージを決める
香港大学の心理学者ウィン・カイ・ラムは、バスケットボールの経験が少ない女性のボランティアにシュートさせる実験をした。彼女たちはタスクを身につけ、それをプレッシャーのもとで実行することになっていた。明確な指示によって指導されるグループは、姿勢、腰の位置、フォロースルーに関する詳細など、8つの手順を与えられた。比喩的な言葉によって指導されるグループは、こう告げられた。「高い棚に置かれたビンの中にクッキーを投げ入れるようなつもりでシュートしてください」。どちらのグループも2日間練習した。テスト当日、彼女たちは、技術を評価する専門家の前でシュートしなければならなかった。そして、点数の高かった方には奨励金を支払い、低かった方からは罰金を徴収することが告げられた。その結果、練習ではどちらのグループも同じくらい上手にシュートできるようになっていたが、プレッシャーが加えられると、明確な指示によって指導されたグループの成績は、比喩表現によって指導されたグループよりも劣っていた。 

参考文献:『プレッシャーなんてこわくない~誰でも本番で勝てるメンタル強化術』(ヘンドリー・ウェイジンガー著/早川書房)

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2016年8月11日 (木)

五感に耳をすませる他  イチロー選手のプレッシャー解消法(4)

イチロー選手、メジャー通算3000本安打達成おめでとうございます!
本ブログで『イチロー選手のプレッシャー解消法』をシリーズで記している最中、イチロー選手が偉業を成し遂げられました(8月7日日本時間は8日)。記者会見では達成までの2週間の心情についても語られましたが、まさに大変なプレッシャーとの戦いだったことがうかがえます。まずは祝福の言葉を贈らせていただき本文に移ります。

〈1〉呼吸を意識する。速いだろうか、遅いだろうか、安定しているだろうか? 〈2〉何が見えるだろうか? 目の焦点はどこに合っているだろうか? 〈3〉何が聞こえるだろうか? 目を閉じ、聞こえる音を言葉で表現してみよう。一日に何度か、特にプレッシャーを感じているときに、以上のことを自分に問いかけてみましょう。

プレッシャー解消法(9) 五感に耳をすませる
(イチロー選手流解消法):自分の直感をひたすら信じて行動しよう:雑誌のインタビューで、プロの持つ繊細な感覚についての話題になって
「僕、ラーメンを作るのが好きなんですけど、
ラーメンをゆでるときに、
3分間をストップウォッチで測らないとダメなようでは、
一流ではないですよね。
菜箸の先で、麺のカタさを感じることができないといけないわけで」

プレッシャー解消法(10) 自分がコントロールできることに集中する
(イチロー選手流解消法):敢えて常識から外れる発想をしてみよう:必然のヒットとはどういうヒットですか? という質問に答えて
「打つべくして打ったヒットですよ。理由付けの出来るヒット。
どうヒットを打ったかが説明できるヒットですよね。
よく実況アナウンサーや解説の方がいろいろ説明しますよね。
『あっ、飛んだコースが良かったですね。ヒットになりました、詰まったけど』
みたいなことを昔聞いたことがあるんですよ。
でもいま思うと、僕なんかはわざと詰まらせて、
ヒットにすることもあるんですよね」

プレッシャー解消法(11) 好きな歌を聴く・・・該当事例なし
プレッシャー解消法(12) キーワードやイメージを決める
(イチロー選手流解消法):明晰な頭脳で量をこなせばだれでも偉大な仕事ができる:雑誌のインタビューで「打席で何を考えているのか?」という質問に答えて
「打席ではいつも何かを考えながら微調整をしています。
意識を置くポイントは、時期によって足だったり、手だったりするんですけど、
少しずつ自分の思い描くイメージに自分の形を修正しています。
単に打つことを繰り返しているだけじゃ、ダメです。
そんなに簡単なものじゃない。どうすればいいのかも、もちろん見えています」

参考文献1:『プレッシャーなんてこわくない~誰でも本番で勝てるメンタル強化術』(ヘンドリー・ウェイジンガー著/早川書房)
参考文献2:『イチロー思考~孤高を貫き、成功をつかむ~』(児玉光雄著/東邦出版)

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2016年8月 8日 (月)

前日(8月7日)の参考資料:「22のプレッシャー解消法」より

今回のシリーズでは、参考文献に紹介された「22のプレッシャー解消法」に対して、『イチロー思考』から、もっとも近いと思われるイチロー選手の言葉を対応させました。しかし、参考文献『プレッシャーなんてこわくない』の中にある解消法を紹介しないのはいただけませんので、参考資料としてその概略を記すことにします。

プレッシャー解消法(5) 心の準備をしておく(一部紹介済み)
たとえば、ビデオ映像によるシミュレーション装置を使った自動車教習では、運転中に現れる障害物――車線変更する車両、道路を走って横断する歩行者など――について事前に知らされた教習生は、何も知らされず同じ教習を受ける教習生に比べて「プレッシャーを感じない」という。

プレッシャー解消法(6) 自分の優れている点をあげる
〈1〉 あなたの価値観と、それが自分にとって重要だと思う点をリストアップする。これによって、自分のアイデンティティが目の前の仕事だけで決まるわけではないことがわかる。
〈2〉 自分の長所をリストアップする。そして、毎日1~2分かけてそれをかみしめる。
これらを実践していると、自分の価値を自然と認められるようになり、プレッシャーのかかる状況にあまり脅威を感じなくなる。リラックス効果が高まり、実力を発揮しやすくなるはずだ。もちろん、家族や友人はあなたを価値ある人だと思っているだろう。しかし、プレッシャーのかかる状況では、自分自身もそう信じていることが大切なのだ。

プレッシャー解消法(7) 絶好調の自分を思い出す
面接やプレゼンテーションが目前に迫っているときや、原稿の締め切りに追われているときには、過去の成功体験を思い出すと、「この前はうまくいった」と気づくだろう。そうすれば、次もきっとうまくいくはずだ。

プレッシャー解消法(8) 前向きな姿勢を保つ
ハイプレッシャーな状況が目前に迫っているのに、準備が足りないように感じたり、時間がなくて準備できなかったりした場合には、前向きになったつもりで行動するとよい。感情や気分は行動によって変わることがわかっている。悲観的にふるまっていれば悲観的になり、楽観的にふるまっていれば楽観的になるということだ。

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2016年8月 7日 (日)

心の準備をしておく他  イチロー選手のプレッシャー解消法(3)

たとえば、ビデオ映像によるシミュレーション装置を使った自動車教習では、運転中に現れる障害物――車線変更する車両、道路を走って横断する歩行者など――について事前に知らされた教習生は、何も知らされず同じ教習を受ける教習生に比べて「プレッシャーを感じない」そうです。

プレッシャー解消法(5) 心の準備をしておく
(イチロー選手流解消法):細かいことを念入りにやろう:雑誌のインタビューで「イチローさんはゲン担ぎをするんですか……?」という質問に答えて
「なんでこんな細かいことまで気にしなきゃいけないんだって、
ホント嫌になることもあります。自分が勝手にやっているんですけどね。
したくないんだけれど、やっぱりやっとかなきゃというのはある」

プレッシャー解消法(6) 自分の優れている点をあげる
(イチロー選手流解消法):不可能なことに向かって突き進む気持ちを持とう:メジャー2年目のシーズンを終えた記者団のインタビューで
「やれることはすべてやりましたし、
どんなときも手を抜いたことは一度もなかった。
やろうとしていた自分、準備をした自分がいたことは誇りに思います」

プレッシャー解消法(7) 絶好調の自分を思い出す
(イチロー選手流解消法):笑顔で失敗できる自分を育てていこう:2003年オールスターでナ・リーグ先発マイク・シュミットの初球を打ったことを聞かれて
「ほとんど見たことのない、ナ・リーグ最高のピッチャーが投げてくる第1球、もしくはファーストストライクというのは、最高のボールのはずです。
その球に対してスウィングできる自分がいること、
そういう自信をつかむためにあえて振りにいくんです」

プレッシャー解消法(8) 前向きな姿勢を保つ
(イチロー選手流解消法):小さなことを毎日持続させよう:雑誌のインタビューで「どうしてあれだけ熱心に練習するのですか」という質問に答えて
「僕がどうして毎日練習をやるか? その理由は簡単です。
いいときの状態ってすぐに身体が忘れるじゃないですか。
それを忘れないように毎日やるのであって、
それ以外の何物でもありません。『継続は力なり』なんです」

参考文献1:『プレッシャーなんてこわくない~誰でも本番で勝てるメンタル強化術』(ヘンドリー・ウェイジンガー著/早川書房)
参考文献2:『イチロー思考~孤高を貫き、成功をつかむ~』(児玉光雄著/東邦出版)

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2016年8月 5日 (金)

前2回日(7月31日・8月4日)の参考資料:「22のプレッシャー解消法」より

今回のシリーズでは、参考文献に紹介された「22のプレッシャー解消法」に対して、『イチロー思考』から、もっとも近いと思われるイチロー選手の言葉を対応させました。しかし、参考文献『プレッシャーなんてこわくない』の中にある解消法を紹介しないのはいただけませんので参考資料としてその概略を記すことにします。

プレッシャー解消法(1) 自分を試すチャンスだと考える
著者のデータによると、実社会で働く圧倒的多数の人がプレッシャーのかかる状況を脅威と感じている。そのように認識することで私たちは自信を失い、失敗を恐れ、集中力や判断力を欠き、衝動的な行動に走るようになる。
さらに、ノルアドレナリンが放出されることで肺の平滑筋が収縮し、酸素交換が低下するため、細胞に送りこまれる血液の酸素量が減少して疲れやすくなる。このような結果のすべてが災いして、いざというときに実力を発揮できなくなるのである。
一方、プレッシャーのかかる状況を脅威と感じるのではなく、挑戦の場、チャンス、楽しいことと感じている人は実力を発揮する可能性が高く、結果的に成功を引き寄せる。
プレッシャーのかかる状況にやりがいを感じていると、ノルアドレナリンよりもアドレナリンが多く放出されるために肺の平滑筋が拡張し、細胞に送りこまれる血液の酸素量が増える。結果として体が元気になり、頭脳も明晰になる。
プレッシャーを楽しいと感じているときに喚起されるのは、不安で落ち着かない気持ちではなく、愉快でわくわくする気持ちである。こうして喚起されたプラスの気持ちは情熱につながる。それは不安と恐怖に負けない強い感情である。

プレッシャー解消法(2) チャンスはほかにもあると考える(一部紹介済み)
ある研究で、自動車整備士のグループが、それまでの2週間の訓練で習得したエンジン組み立ての技能を一度のチャンスで発揮するように告げられた。さらにプレッシャーをかけるために、彼らは、制限時間内に正しく組み立てられたら、誰もが望む管理職の地位に昇進できると告げられた。もう一つのグループにも同じ課題が与えられ、同じ昇進の約束が提示された。しかし、彼らには、たとえ失敗しても実力を証明するチャンスは何度でもあることが告げられた。チャンスを一度しか与えられなかったグループは、大きなプレッシャーを感じてミスを重ね、組み立てにかかる時間も長くなった。

プレッシャー解消法(3) あまり深刻に考えない
効果的な対抗手段は、自分の人生で何が最も重要かを忘れないことだ。リストを作るといいだろう。プレッシャーを受ける前にこの「最重要リスト」を思い出せば、自分が置かれている状況を正しくとらえることができる。

プレッシャー解消法(4) ミッションに集中する
ミッションに集中することと結果に焦点を合わせることは別物なので注意してほしい。結果に焦点を合わせると、失敗したときのことが心配になって集中できなくなる恐れがある。逆に、自分のミッションに集中していると、一つひとつの作業に全力で取り組むことがミッション達成の最善の方法だと思えるようになる。

参考文献:『プレッシャーなんてこわくない~誰でも本番で勝てるメンタル強化術』(ヘンドリー・ウェイジンガー著/早川書房)

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2016年8月 4日 (木)

チャンスはほかにもあると考える他  イチロー選手のプレッシャー解消法(2)

ある研究で、2グループの自動車整備士に2週間の訓練で習得したエンジン組み立て技能を発揮するように告げると、チャンスを一度しか与えられなかったグループは、たとえ失敗しても実力を証明するチャンスは何度でもあると告げられたグループに対して、大きなプレッシャーからミスを重ね、組み立てにかかる時間も長くなりました。

プレッシャー解消法(2) チャンスはほかにもあると考える
(イチロー選手流解消法):1番になれるものを見付けよう:雑誌にインタビューで『いままでの人生の中で無理だと思ったことは?』という質問に答えて
「小学校ではあまり勉強しなかったんですけど、
中学になって、それじゃマズイって、一生懸命勉強したんです。
テストの点は取れました。実際、自分ができるかぎりの勉強はしました。
でも、1番にはなれなかったんですよ。学年で7番とか8番にはなれても、
決して1番にはなれなかった。それで勉強はあきらめたんですよ、僕」

プレッシャー解消法(3) あまり深刻に考えない
(イチロー選手流解消法):ピンチのときほど笑顔をつくろう:2003年6月18日、メジャー最速で100安打を達成したときの記者インタビューで
「感覚を失ったとき、結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。
それがいちばん大事。例えば、1打席目に結果が出ないと『今日は駄目か』
という心理になりやすいですが、そんな苦しさの中でも
決してあきらめない姿勢が何かを生み出してくれるきっかけになる可能性があります。逆風は嫌いではないですし、あった方がありがたいです。
どんなことも逆風がなければ次のステップに行けませんから。
そういうのは大歓迎ですね」

プレッシャー解消法(4) ミッションに集中する
(イチロー選手流解消法):内的モチベーションを心の中に育てよう:2004年10月1日、シスラーのシーズン257安打の記録を抜いた試合後のいたビューで
「どんなに苦しいときでも、あきらめようとする自分はいなかったし、あきらめる自分もいなかった。
そのときのベストを尽くそうという自分がいたということ
それはとても心強いことでした。
自分がどんな状態であろうと、チームがどんな状況であろうと、
モチベーションが下がることはありませんでしたね」

参考文献1:『プレッシャーなんてこわくない~誰でも本番で勝てるメンタル強化術』(ヘンドリー・ウェイジンガー著/早川書房)
参考文献2:『イチロー思考~孤高を貫き、成功をつかむ~』(児玉光雄著/東邦出版)

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2016年8月 1日 (月)

前日(7月31日)の参考資料:『プレッシャーなんてこわくない』より

今回のシリーズでは、参考文献に紹介された「22のプレッシャー解消法」に対して、『イチロー思考』から、もっとも近いと思われるイチロー選手の言葉を対応させました。しかし、参考文献『プレッシャーなんてこわくない』には、ストレスとプレッシャーに関する大切な記述がありますので、参考資料としてその概略を記すことにします。

ストレスとプレッシャーのちがい
「ストレスとプレッシャーのちがいは何ですか?」。私たち(参考文献著者)のセミナーやワークショップはこの質問で始まることが多い。
この質問がよく出されるのも当然で、ストレスとプレッシャーは多くの点で似通っている。
第一に、ほとんどの人は、ストレスもプレッシャーも不快なものだと思っている。パートナーは家族にもっとストレスをかけてくれと頼む人はあまりいないし、私たち(参考文献著者)のコンサルティング経験を通じても、もっと大きなプレッシャーのもとで仕事をしたいと言う人はいなかった。
2つ目の共通点は、どちらも自分自身と他者にとって有害な行動を引き起こすことだ。たとえば、感情を抑制できない、他社を批判する、道徳に反する行動をとるなどといったことである。
だからこそ、私たち(参考文献著者)はストレスとプレッシャーにうまく対処できる人を好ましく思い、自分もそうなりたいと思うのだ。
誰もがストレス管理のうまい上司のもとで働きたいと思い、肝心な時に目標を達成できる部下がおしいと思っている。そして、誰もがプレッシャーのもとで良い結果を出せるようになりたいと思っている。
そういうわけで、ストレスとプレッシャーを同一視するのは無理もない。学術的な論文を見ても、この2つはしばしば同じ意味の用語として誤って使われている。
しかし、ストレスとプレッシャーには決定的な違いがある。ウィンブルドンのマッチポイントやワールドカップのPK戦を思い出してほしい。
実況アナウンサーが「ストレスが大きくなってきた」と叫ぶのを聞いたことはないだろう。「プレッシャーがかかっている」というのがそういう場合の決まり文句だ。
誰もがストレスを感じ、誰もがプレッシャーを経験しているが、実のところ、両者のちがいを理解することが、いざというときに最善を尽くせるようになるための必要条件である。
2つを区別するために、まず、プレッシャーのかかる状況を「結果や成績が重要な意味を持つストレスの多い状況」と考えるようにしよう。
要するに、プレッシャーのかかる状況は、私たちの身体や思考の中でストレスのように感じられるが、それはストレスとは異なる。なぜなら、プレッシャーのかかる状況では私たちの成功や生存が危機にさらされているからだ。
先史時代の人間にとって、そのような状況は生死に関わるものだったが、現代人にもそれが当てはまる場合がある。(中略)
一方、ストレスの多い状況は、その時点では重農なものに感じられたり、生理的な兆候や症状を引き起こしたりする場合もあるが、よく考えると、私たちの成功や生存にたいしては、プレッシャーのかかる状況ほど重要ではないことがわかる。
このちがいがよくわかっていれば、目下の状況にもっとバランスよく対処することができ、不必要な心配や継続的な緊張などで精神をすり減らさずにすむ。このような不安や緊張があると、人は消耗し、集中力を失い、最高の結果を出すことができなくなる。

参考文献:『プレッシャーなんてこわくない~誰でも本番で勝てるメンタル強化術』(ヘンドリー・ウェイジンガー著/早川書房)

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