五感に耳をすませる他 イチロー選手のプレッシャー解消法(4)
イチロー選手、メジャー通算3000本安打達成おめでとうございます!
本ブログで『イチロー選手のプレッシャー解消法』をシリーズで記している最中、イチロー選手が偉業を成し遂げられました(8月7日日本時間は8日)。記者会見では達成までの2週間の心情についても語られましたが、まさに大変なプレッシャーとの戦いだったことがうかがえます。まずは祝福の言葉を贈らせていただき本文に移ります。
〈1〉呼吸を意識する。速いだろうか、遅いだろうか、安定しているだろうか? 〈2〉何が見えるだろうか? 目の焦点はどこに合っているだろうか? 〈3〉何が聞こえるだろうか? 目を閉じ、聞こえる音を言葉で表現してみよう。一日に何度か、特にプレッシャーを感じているときに、以上のことを自分に問いかけてみましょう。
プレッシャー解消法(9) 五感に耳をすませる
(イチロー選手流解消法):自分の直感をひたすら信じて行動しよう:雑誌のインタビューで、プロの持つ繊細な感覚についての話題になって
「僕、ラーメンを作るのが好きなんですけど、
ラーメンをゆでるときに、
3分間をストップウォッチで測らないとダメなようでは、
一流ではないですよね。
菜箸の先で、麺のカタさを感じることができないといけないわけで」
プレッシャー解消法(10) 自分がコントロールできることに集中する
(イチロー選手流解消法):敢えて常識から外れる発想をしてみよう:必然のヒットとはどういうヒットですか? という質問に答えて
「打つべくして打ったヒットですよ。理由付けの出来るヒット。
どうヒットを打ったかが説明できるヒットですよね。
よく実況アナウンサーや解説の方がいろいろ説明しますよね。
『あっ、飛んだコースが良かったですね。ヒットになりました、詰まったけど』
みたいなことを昔聞いたことがあるんですよ。
でもいま思うと、僕なんかはわざと詰まらせて、
ヒットにすることもあるんですよね」
プレッシャー解消法(11) 好きな歌を聴く・・・該当事例なし
プレッシャー解消法(12) キーワードやイメージを決める
(イチロー選手流解消法):明晰な頭脳で量をこなせばだれでも偉大な仕事ができる:雑誌のインタビューで「打席で何を考えているのか?」という質問に答えて
「打席ではいつも何かを考えながら微調整をしています。
意識を置くポイントは、時期によって足だったり、手だったりするんですけど、
少しずつ自分の思い描くイメージに自分の形を修正しています。
単に打つことを繰り返しているだけじゃ、ダメです。
そんなに簡単なものじゃない。どうすればいいのかも、もちろん見えています」
参考文献1:『プレッシャーなんてこわくない~誰でも本番で勝てるメンタル強化術』(ヘンドリー・ウェイジンガー著/早川書房)
参考文献2:『イチロー思考~孤高を貫き、成功をつかむ~』(児玉光雄著/東邦出版)
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