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2016年10月 2日 (日)

オズボーンの「9項目のチェックリスト」と「SCAMPER法」  発想法(4)

発想法を語るとき、ラテラル・シンキング(水平思考)同様、オズボーンのチェックリストも外すことはできません。これは、米国大手広告会社BBDOの会長であったアレックス・F・オズボーンの論文(想像力活用法、1953)を元に、M.I.T 創造性工学研究室が発想の切り口として、9項目にまとめたチェックリストのことです。

オズボーンの発想法(左側太字)をベースにした9項目チェックリスト(※1・2)
(1)翻案→他に使い道はないか?(Put to other Uses)
(2)借用→他からのアイデアを借りられないか?(Adapt)
(3)一ひねり変化させてみよう→一部を変更したらどうか?(Modify)
(4)拡大しよう→大きくできないか?(Magnify)
(5)縮小しよう→小さくできないか?(Minify)
(6)置き換えてみよう→一部を代用できないか?(Substitute)
(7)配置換え・再調整をしよう→並び方を変えられないか?(Rearrange)
(8)反対を考えてみよう→逆にすることはできないか?(Reverse)
(9)結合させる→組み合わせができないか?(Combine)

オズボーンのチェックリストには、発展型も多数存在しています。その代表格はSCAMPER(スキャンパー)法で、これはボブ・エバールがオズボーンのチェックリストを覚えやすいように改良したもの。オズボーンのチェックリストは次回以降に詳しく解説しますので、ここではSCAMPER法を取り上げることにします(※3)。

S=Substitute(換える)…(製品、パーツ、プロセス、その他を)別のものに換えてみる 
C=Combine(結び付ける)…2つ以上のものを組み合わせてみる  
A=Adopt(適応させる)…何かを(一部・全部)採用(加えること)してみる  
M=Modify(修正する)…何かを(一部・全部)修正してみる
P=Put to other purposes(他の目的に使用する)…現在あるものを別の用途・目的に使ってみる
E=Eliminate(除く)…何かを取り除いてみる
R=Rearrange/Reverse(並べ替える、逆にする)…並べ替えたり、まったく逆にしてみる 

SCAMPER法は、新製品・サービスの開発の時に、既存品コンセプトをベースにして様々な可能性を見出すために使われます。製品・サービスのみならずプロセスの改善などにも応用できます。既にあるアイデアに、何かを加えたり、取り去ったり、並べ替えたりなど「7つの視点」で新しいアイデアを生み出します。

※1:『創造力を生かす』(アレックス・オズボーン著/創元社)
※2:『3分間でわかるラレラル・シンキングの基本』(山下貴史著/日本実業出版)
※3:『クリエイティブ・シンキング』(松林博文著/ダイヤモンド社)
ホームページ https://www.leafwrapping.com/

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