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2016年11月24日 (木)

オズボーンのチェックリスト(8)逆にすることはできないか?〈Ⅰ〉  発想法(19)

世界的権威を持つノーベル賞のパロディ版として「イグ・ノーベル賞」があります。毎年のように日本人が選ばれ、賞の知名度も上がってきていますが、本年度(2016年)も立命館大・東山教授(心理学)が「股のぞき」の研究で、知覚賞を受賞しました。ご本人の言によれば、受賞の喜びは「あんまりない」とのことですが…。

上半身をかがめて股の間から世界を見るのが「股のぞき」
兵庫県出身の東山教授。「関西人は天橋立(京都府宮津市)での股のぞきを知らない人はいない」と語り、研究を1990年代から開始しました。国内の学会発表ではほぼ無反応でしたが、「欧州は人が集まるほど反響がすごかった」そうです。「股のぞき」をすると「景色が小さく縮む」という言い伝えを、実験で検証しての栄誉?でした。

反転、前後転、上下転、左右転、役割転換させたらどうだろうか?
・・・健康調理器具を作るため概念を「反転させたらどうだろうか?」(※1)
「水で焼く」調理器があります。これまでの調理器の概念では、水は「焼く」ということの逆にあるものでした。しかし、水で焼く調理器は、そうした常識を覆す発想で実現されました。さらに水で調理することから、油を使わない、減塩、ビタミンCの酸化防止、という健康調理器具としての機能まで備えてしまったのです。

・・・かき氷を作るためにカンナを「前後転させたらどうだろうか?」(※2)
2012年に六本木ヒルズでスタートした「かき氷コレクション」以来? かき氷ブームが続いています。ところで、こんなお話があります。ある人が、カンナでカキ氷を作ろうとしましたがうまくいきません。たまたま手伝いに来た小学1年生のK君がやるとうまくできました。その理由は、K君がカンナの刃を反対に入れたからでした。

・・・ユーザーニーズを「上下転させたらどうだろうか?」(※3)
価格だけが競争要因で新製品開発の余地がないと思われていた業界で、新製品開発が競争優位を構築したという逆の例があります。これまでコピー用紙というのはどこから購入しても品質はほぼ同じで、企業が購入を決定する要因は価格がほとんどであると考えられていましたが、あるメーカーが、顧客のニーズをよく調べてみると…

顧客の不満は価格ではなく、紙の色・質、手触りでもありませんでした。一番は、急いでいるときに限って起こる紙詰まりだったのです。そこでこのメーカーでは、紙の見た目ではなく、コピー機で使われたときに紙が詰まらないような紙を開発しました。結果として大変な評判となり、価格競争を免れることができたといいます。

※1:『アニマル・シンキング』(ベラ・ブライヘル&サリー・バルエル共著/英治出版)
※2:『発明魂』(中本繁実著/日本地域社会研究所)
※3:『論点思考 ~BCG流問題設定の技術~』(内田和成著/東洋経済新報社)

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