「キラーストレス」 メンタルへルスシリーズ(7)
皆さんは「キラーストレス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ブログ筆者は昨年偶然ですが、NHKの番組で取り上げられているのを観ました。1つのストレスではさほど負荷がかからないものの複数になると死に至ることもあるというものです。今回はその対処法のひとつであるコーピングついて分かりやすい著書がありましたのでその中からご紹介します。
幾つもストレスが重なると人の体に「ストレス反応の暴走」を引き起こす
例えば、職場の人が退突然職し補充がなく仕事の量が増え残業続きで睡眠時間の確保もままならないそんな時に親族が亡くなってしまった など。幾つもストレスが重なり体が「ストレス反応の暴走」を引き起こすと脳細胞や血管を破壊して、人を死に追い込むという詳細なメカニズムがあるそうです。
コーピングレパートリーは質より量、たくさんあれば選べる
コーピングとは「ストレスに対する意図的な対処」ですが、どうにかしたい!と思って何かをすることです(ここでは行動的コーピング、実際の行動を伴うもの)。何かはたくさんあった方が良いです。ストレスに応じてさまざまなコーピングを試して、自分にあうコーピングを探します。選ぶことが大切なコーピングは「質より量」なのです。
レパートリーはしょぼいものでも大丈夫! マッチングさせてみよう
100個ぐらいは見つけておくと困らない!とにかくストレスとコーピングをマッチングさせる訳ですから、これがダメならあちらでと。「このストレスにはこのコーピングが効果的」ベストな組み合わせを見つけることです。それを検証するために「コーピング日記」をどんどん付けるとマッチングが早く、的確になっていくはずです。
●ブログ筆者もレパートリーを書き出してみました
景色の良い手賀沼沿いをウォーキング シュークリームを食べる サウナに入る
ホットヨガ、骨盤エクソサイズを受講する アロマの香りをかぐ アロマオイルを塗る 圧力鍋でカレーをつくる 自身でつくったお好み焼きを食べる お気に入りのカフェでモーニングを食べる 国会図書館に行く 日枝神社へお参りに行く 音楽を聴く 映画を観る 珈琲を飲む モロゾフのプリンを食べる ゆっくり睡眠をとる 美術館に行く その他多数
書き出すと意外にすらすらと出てきました。自分自身を知る良いきっかけにもなりますが、こうして実際に書き出して眺めてみるといかに食べることと身体を動かすことが好きかというのが改めて分かりました。上手くマッチングさせてストレス解消に努めたいものです。
※参考文献:『コーピングの優しい教科書』(伊藤絵美著/宝島社)
ホームページ https://www.leafwrapping.com/
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